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2011年3月14日
マスコミは「報道」をしてください
テレビつけっぱなしで見ているのですが、まあ酷いもので、腹が立って仕方がありません。
13日の日曜日になっても、テレビでは津波の押し寄せる映像や被災者の映像、現場からのレポートばかり流していますが、
各局挙ってそれを伝え続けることに、いったい何の意味があるというのでしょう。
そんなことよりも、被災者が欲しいであろう情報、例えば救援物資や炊き出しの場所を伝えるとか、
マスコミが、メディアが伝えるべき「情報」はいくらでもあるはず。
11日のドキュメントやら、津波の映像やらに時間を割くのは、事態が落ちついてからゆっくりやればいいのではないでしょうか。
また、13日20時代には東京電力が会見を行い、需給逼迫による計画停電の実施を発表。
関東近県の広域で14日より時間差で停電となることが明らかにされたのですが、
いつまでたってもテレビでは詳細を報じず、
NHKでも「NHKスペシャル」とやらで、相変わらず同じような内容の繰り返しを垂れ流していました。
私は諦めてパソコンを立ち上げ、東京電力のサイトからPDFで発表資料を落としましたが、
内容がわかりづらいことこの上ないので、マスコミのニュースを探してみたのですが見当たらず。
停電は14日の6:20から、つまりわずか9時間後くらいのことで、
しかも関東全域に渡るような停電なのですから、何千万人もが影響を受ける事態のはず。
そんな大事なことを即座に報道せず、テレビの、NHKのどこがメディアだというのでしょう。
いつまでたっても、あまりにもどこも報道しないので、
22:40頃に東京電力の発表したPDFに直リンクしたまとめをtwitterに投稿したのですが、
今までの3時間ほどで約2,000人の方がこのリンクからPDFをダウンロードしています。
いしだ壱成さんなど多くの方がリツイートしてくださったということもありますが、
こういう情報をかなり時間が経ってからtweetしたシアターリーグなんかのtweetから知るというのは、絶対におかしいと思います。
NHKは23時頃になって、ようやく計画停電についてきちんと伝えていましたが、
地域ごとの具体的な時間の割り振りは東京電力のサイトを見てもらうしかない、という台詞を連呼。
私はそこでテレビを消してしまったので、その後の対応は知りませんが、
枠外のテロップで地域を流すなり、方法はいくらでもあったはず。
まったく報道する姿勢がないNHKには、腹が立つのを通り越して呆れかえりました。
twitterのタイムラインを見ていると、TVKは神奈川の計画停電情報を細かく伝えているそうですし、
局によっては地域の有意義な情報を流しているところもあるようですが、
多くのテレビは、まったく役にも立たない映像を垂れ流しすぎのように感じます。
まあ、それはいつものことではございますが、せめてこのような時くらい、
少しは被災者の、そして国民生活に役立つ情報を流すようにしてはいただけないものでしょうか。
ちなみに私はさっきまでCNNを見ていたのですが、CNNも日本のニュース一色。
中でも福島原発について繰り返し報道しており、メルトダウンの可能性もあると言っていたのが印象的でした。
日本のテレビは、原発事故よりも一昨日の映像の方が大事みたいですけどね。
「マスコミは「報道」をしてください」奥付
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