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2010年5月15日
Livespire「ANJIN イングリッシュサムライ」を見ました
6月5日から公開される、Livespire「ANJIN イングリッシュサムライ」の感想です。
●Livespire「ANJIN イングリッシュサムライ」
公開:2010/6/5
配給:ソニー株式会社
上演:2009/12/10〜1/18 天王洲 銀河劇場(東京)
2010/01/22〜1/31 シアター・ドラマシティ(大阪)
演出:グレゴリー・ドーラン
脚本:マイク・ポウルトン
脚本共同執筆:河合祥一郎
音楽:藤原道山
出演:市村正親/オーウェン・ティール/藤原竜也/
高橋和也/植本潤/床嶋佳子/鈴木亮平/桜田聖子/池田絢亮/坂口淳/平澤慧洸/上川路啓志/瑞木健太郎/鈴村近雄
舞台を映画館で上映するLivespireの「ANJIN」。
三浦按針と宣教師と徳川家康の話ということで、
観る前は小難しく堅苦しい話かな?と思っていたのですが、
純粋に芝居や物語を楽しめる、おもしろい作品でした。
按針役にオーウェン・ティールを迎えなるど外国人も多数登場し、
台詞も日本語と英語が入り乱れる構成なのですが、
映像では英語の台詞は字幕になっており、洋画のように観ることができました。
舞台で上演されたときは、舞台の上下に電光掲示板が設置されていたそうですが、
テンポが速い台詞が飛び交うシーンも多いだけに、
舞台では観るのが大変だったんじゃないかな、という感じがします。
逆に言えば、こうした作品こそ映像化に相応しく、
また映像化のありがたみがあるのかもしれません。
個人的には、市村正親の演技をしっかり観られたのが、今作で一番嬉しかったところです。
市村正親は映画やテレビにはあまり出演しませんし、
市村正親が出演するような大きな舞台では、なかなか細かい芝居まで観ることができない・・・
というジレンマを、この作品は解消してくれました。
家康=市村というのは、あまりイメージではない感じもしますが、
鑑賞後「家康はこういう人だったんだろうな」と思わせてしまう辺り、さすがです。
そして藤原道山の音楽も作品の雰囲気に合った素晴らしいものでしたので、
ぜひ多くの方に、デジタルシネマの綺麗な音と画質、
映画館の大きなスクリーンで観て欲しいなぁ、と思える作品でした。
物語は1600年からの数年間が描かれているのですが、
歴史的事実はほとんど説明されませんので、
基本的な歴史の知識がある程度あった方が楽しめる作品だと思います。
歴史に興味がない、普段時代物を観ない方は、
さらっと予習していくと、より楽しめるんじゃないかと思います。
ちなみに映画は、上映約3時間の2幕もので、映像でも途中休憩が入りました。
最後に・・・
この作品は、6月5日から劇場公開されるのですが、
5月15日22:45から、NHK BShiでテレビ放送されます。
放送されるのがLivespireの映像か否かはわかりませんが、
劇場公開前の作品がテレビで放送されるというのは、どういうことなのでしょう?
■Livespire「ANJIN イングリッシュサムライ」 | 演劇ニュース
■ANJIN イングリッシュサムライ | 演劇ニュース
■Livespire | 演劇ニュース
「Livespire「ANJIN イングリッシュサムライ」を見ました」奥付
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