管理人の雑文

メルマガvol.336のあとがきにも書きましたが、
ある日突然、私のimac G5 isight(Third)に電源が入らなくなってしまいました。
これまでも、動作が云々とか起動しないといったトラブルには何度も遭ってきましたが、
まったく電源も入らないというのは初めてで、非常に困ってしまいました。
そもそも補償にも入っていなかったのですが、修理に出すとデータ消失も免れませんし、
レスキューなどに頼んだら、いったい幾らかかることやら・・・

調べてみたところ、imacG5は放熱設計に問題があり、
前機種などは無償交換も行われていたそうで、
症状的にも、どうやら電源ユニットかロジックボードにトラブルが起こった模様。
パソコンに詳しくない私にはよくわかりませんが、
とにかくハードディスクは無事らしいので、なんとか取り出してみることにしました。

imac G5 isightは、前機種までのG5と違い、
内部を簡単に開けられなくなっている作り。
ユーザも多くないのか、分解の模様を図解しているサイトも見つかりませんでした。
仕方なく、古いG5と新しいintel macの分解を写真入りで説明してくれているサイトを見ながら、
探りを入れながらの分解となりました。
（リンクを張りたいところなのですが、なんせ自分のパソコンではなかったもので、URLがわかりません・・・）

分解には、普通のプラス・マイナスドライバーではなく、
星形の、トルクスドライバーのT8というものが必要。
私は家の工具セットに入っていましたが、
ない場合は、この程度のトルクスレンチ でも十分だと思います。

ここから、私も写真でも撮っておけば、
次回自分の参考にもなったでしょうし（もう御免被りたいですが）、
同じ状況の方の参考にもなれたのかもしれませんが、
なんせ不慣れなもので・・・

とりあえず、本体底面の底のネジを開け、本体カバーを力技で開いたのですが、
なんと、さらに液晶がT8よりもさらに小さいネジで止められています。
しかも奥の方で暗くてなんだかよくわからない・・・
諦めかけたのですが、手当たり次第に色々なドライバーを突っ込んでみると、
六角レンチの1.5で回りました。助かった・・・
そして、液晶を持ち上げ、マザーボードからつながっているコードをよけると、ついにハードディスクを発見。
HDDも横からネジ止めされているのでこれを外すと、無事取り出すことに成功しました。

この取り出したハードディスクを、ハードディスクケースなるものに入れて
新しいパソコンに接続すれば、外付けHDとして読んでくれるとのこと。
ケースというのはどれが良いのかしら？と調べたところ、
安い物は1000円くらいからあるのですが、
どうも電源スイッチがなかったり、HDが回転しっぱなしになったりといったことの模様。
そこで、ちょっぴり高くなりますが、ネットの口コミなどで評判の良かったこいつを購入。
●Logitec HDDリーダーライター / 3.5inch / USB2.0 / シルバー LHR-DS02U2SV

いざハードディスクを入れようとすると、
前のパソコンに固定するための突起があって入らないので、
そいつをレンチで挟んで回して取ると、無事ケースに収納され、
新しいパソコンに接続すると、無事読み込んでくれました！
いやぁ、ほっと一安心。感動でした。

そんな感じで、ずらずら書くと長くなりましたが、
初めてパソコンを分解した私が、
ユーザに分解されないように作られたパソコン相手でもスムーズにできましたし、
同様のトラブルに見舞われた場合は、この解消法をお勧めします。
ただし、メーカーやショップの補償期間内の場合は、
分解することで補償対象外になると思いますし、
やってしまったら、上手くいかなくても誰もどうにもしてくれないと思いますので、
あくまでも自己責任で。

さて、私の手元にはハードディスクのなくなったimacが残されているわけですが、
今後これをどうしようか思案中です。
appleに連絡すれば、無償で引き取ってはもらえるようですが、
DVDドライブなども無事に残っているため、ちょっとなんとかしたい気も・・・
時間があったら、破壊上等でパソコンの復旧か、
使えそうな部品の取り出しにに挑んでみたいような思いも。
でもきっと、このまま放置プレーになるんでしょうね・・・

HDDを抜かれて座布団に横たわるimac G5。

新しく家にやってきたintel mac。
コストパフォーマンスは素晴らしいのですが、今回のOS10.5(Leopard)は、
windowsにすり寄った印象をもってしまい、
OS8.6からmacを使っている私としては、今までで一番気に入らないOSだったりします。