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2005年8月 5日
レーベルゲートCD2が通常CDで再発売
ソニー・ミュージックエンタテイメント(SME)は、
「レーベルゲートCD2」で発売された製品を、CD-DAで再出荷すると発表しました。
レーベルゲートCDは、SMEが発売していたネットワーク認証型コピーコントロールCD、CCCDの一種。
SONYは2002/11から、コピーコントロールを目的に
インターネット経由でライセンスを取得しなければならないレーベルゲートCDにて音楽ソフトを発売。
後に、ネットに接続しなくてもPC上でそのまま再生できるレーベルゲートCD2も導入しましたが、
2004/11/17以降発売される新譜から、CD-DA(通常のCD)に戻っています。
今回の発表は、一時期レーベルゲートCD2で発売された音楽ソフトを、CD-DAで再発売するというもの。
すべてのソフトを発売し直すには時間がかかる見通しですが、
これでSMEから発売される音楽ソフトはすべて通常のCDということになります。
一見嬉しいニュースのようですが、
新譜にCCCDの導入を止めているのですから、ある時期に発売されたものだけCCCDというのはおかしな話で
よく考えると当たり前にも思えます。
しかし、CDで再発売というのはSMEが最初の動きですし、
東芝EMIのように未だにCCCDに固執しているメーカーもあるくらいですから、
一定の評価はしてもよい気がします。(偉そうですが)
けれど、SMEのこの動きは
昨秋以来SONYが乗り出したMP3ウォークマンと無関係ではなさそうな気も。
カセットテープ時代から携帯端末ではトップランナーであり続けたSONYですが
MDで普及に失敗した上、Atracに固執してappleに大幅な遅れを取ってしまっただけに
MP3の導入を決めた以上は敗れるわけにはいかないですものね。
それにしてもSMEは無駄な手間と金を使ってしまいましたね。
過去に発売されたレーベルゲートCDの中には、わざわざレーベルゲートCD2で再リリースしたものもあり、
それらは今回の再発で3種類の盤が存在することに。
私はCCCDは絶対に買わないことを決めていましたが、欲しいものはいくつかあったので
これからちょっと集めたいと思っています。
SMEで再発されるCD-DAの売上げが伸びれば、他社もこの動きに追随してくれるでしょうか。
なお、再発される盤には、新しい品番が割り当てられるそうです。
同じタイトルで複数種類が存在することになりそうですので、購入の際は注意が必要そうです。
「レーベルゲートCD2が通常CDで再発売」奥付
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