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2004年11月13日
バトル・ロワイヤル2
深作欣二監督の遺作となった「バトル・ロワイヤルII 鎮魂歌」
DVDを借りて観たのですが、ある意味史上最高のすごい映画でした・・・
何がすごいかと言いますと
まあ映画などの物語には、多かれ少なかれご都合主義な部分があるものですが、
この映画はあたしが知る限り最強です。
設定から物語の進行、エンディングまで
突っ込みどころ満載、意味不明、なぜ?の嵐。
どの辺りがそうなのか、と説明しようとすると
映画の内容をすべて書く羽目になりますので割愛しますが、
嘘だと思ったら観てみてください。
いやいや、やっぱり時間の無駄になるので観ない方がいいです。
それほどすごい映画です。
どうしても観たいという方は、
前作「バトル・ロワイアル」のことはすっかり忘れ
原作「バトル・ロワイアル」のことも頭から消し去り
相手(映画)がボケてくれるので、ツッコミの練習をするために観るものだ、
と思ってみるといいかもしれません。
あたしも観ていて途中から「あぁ、この映画は真面目に観てはいけないんだ!」と気づき
ギャグ映画を観る気分に切り替えようとしたのですが
内容が内容ですし、展開のリズムだけはいいもので
なかなかそれも難しく、見終わって普通に腹が立ってしまいました。
これから観る方は、その辺りの対策を立ててからご覧になることをお薦めします。
しかし、それ以外の部分を取っても
物語は序盤数分観ればラストまで簡単にわかってしまいますし、
カメラワークはグラグラで観ていて酔ってきますし、
40人以上もいる生徒を始めとしたキャストはまったくキャラが立っていませんし、
出演者も前作から非常に劣りますし、
あらゆる面で、本当に、本当にすごい映画です。
けれど、藤原竜也と竹内力の演技は、素直に良かったです。
ただし、竹内力は最後にきちんとギャグをやらされていますし、
藤原竜也も、映画の設定自体がグダグダなので、かなり意味不明の台詞を言わされています。
その辺りをさっ引いて観るだけの気合いと努力が必要ですので、充分ご注意ください。
「バトル・ロワイヤル2」奥付
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