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2003年12月 5日
トレソーラ
今月3日から開始予定だったトレソーラ第2弾
その名も
「広帯域的電脳娯楽大帝 ザ・ブロードバンド・エンタメキング・トレソーラ」
の配信が延期された。(それにしても長い名前だ)
トレソーラとは、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の民放3局が
共同で設立したブロードバンド配信会社。
既に昨年9月〜3ヶ月間、80〜90年代の番組を中心にストリーミング配信す
「Chance! @トレソーラ」を実施している。
昨年このニュースを知ったとき
こんな時代が来たか!と、あたしは喜び、始まるのを楽しみにしていた。
視聴料金も月額1,000円で、配信されていたのは、各ジャンルの人気番組。
ドラマや映画はビデオで見られるものが多いのであまり魅力を感じなかったが
ひょうきん族、夜ヒット、欽どこなど、
懐かしい番組もコンテンツに含まれていたからだ。
ところが・・・
動作可能OSは、Windows 2000とXPのみ。
Macを使っているあたしは見られなかった。。。
昨年の時点で、OSのシェアはWindowsの2種でほとんどを占めていたので
あたしのような理由で視聴できなかった人は少ないとは思う。
が、トレソーラ及び参加している民放3社も
本気でブロードバンド配信に取り組んでいるのか、という点は疑問に思う。
昨年度行った3ヶ月間の結果だが、
ページビューが3,133万、アクセス数が110万、視聴合計時間が65,000時間。
「手ごたえを感じたイベント」ということらしいのだが
この数字は、あたし達が運営しているシアターリーグの約10倍。
それだけしかないのか、ともったいなく思ってしまう。
だって、日本のマスコミをリードする、民放テレビ3局の合同サイトですよ。
しかし実際は、テレビ番組はあまりに多くの人が携わるため
著作権をクリアするだけでも大変なことのようだし、
何より、いくらブロードバンドが普及したとはいえ、多くはADSL。
あたしも、ストリーミングで舞台演劇などを見たこともあるが
現在の通信速度では、画質などの点でとても満足いくものとは言えなかった。
そういう意味で、光の普及と、オンラインに関する法整備待ちかもしれない。
今回の延期は、報道によると
コンテンツ配信関連システムの開発が遅れているため、ということだが
開始時期の間際になっての延期、
しかも未だ開始時期未定というのを見ると、
今回もあまり期待してはいけないのかな、と思ってしまう。
(どうせあたしは見られませんが)
先日、テレビはデジタル放送も始まった。
普及していけば、そちらの方が面倒な操作や知識もいらないだろうし
番組中で扱った商品を紹介するなど、スポンサーの協力も得やすいだろうし
ブロードバンド配信よりも、
デジタル放送に期待したほうがいいのかもしれない。
でも、そこまでテレビが好きではないあたしとしては
高い金出してテレビを買うのは嫌だなぁ・・・
「トレソーラ」奥付
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