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2003年10月13日
キャスト・アウェイ
映画「キャスト・アウェイ」
Cast Away / 2001アメリカ
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、ヘレン・ハント
宅配便会社FedExの社員チャックは、
出張中飛行機で嵐に遭い、独り無人島に漂着する。
過酷な生活と孤独に堪えて4年間生き抜き、やっとの思いで脱出に成功。
そこで彼を待っていたのは・・・
2年連続でアカデミー賞主演男優賞を受賞しているトム・ハンクス。
この映画ではゴールデン・グローブ賞の主演男優賞を受賞。
けれど、どうもあたしは彼の映画に魅力を感じない。
演技が拙い、とまでは思わないのだけれど
役作りの上にある魅せる部分、
役者としての華のようなものに欠ける気がしてならない。
彼の世間的が評価が、実力派の俳優ではあっても
人気の大スター、という感じではないのも
彼の風貌だけに因るものではないような気がする。
さて、この映画。
いきなり批判的に始めてしまったけれど、
延々1時間程の独り芝居を飽きさせずに見せるトム・ハンクスは良かったし
映画自体、人間の心理を上手く描けており
悲しく笑え、おもしろかった。
やや生還後が怠い感じがしたけれど、
映画のテーマを考えればベターだったのかな・・・
(ベストだったとは思えないけれど)
ところでこの映画
主人公の勤務先の設定でFedEx社、
映画中の重要な役割でWilson社が、煩いくらいに顔をだす。
Product placementが、ここまで使われた映画というのも珍しい気がする。
観る人によっては、延々CMを見せられている気がしてしまうかも・・・
ちなみに「Product placement」とは
映画の中などで間接的に使われる広告のこと。
日本語では・・・何て言えばいいのでしょう?
カタカナ語が多く、日本語が乱れてると言うけれど
該当する日本語がないっていうのも事実のような気がする。
そんな中、最近気になるのは「マニフェスト」という言葉。
誰が使い始めたのか知らないけれど、
なぜ日本語で「政権公約」と言わないのだろう?
これこそ、英語化する意味がさっぱりわからない。
しかし公約と言えば、もっと不思議に思うことが。
例えば民主党。
今回発表したマニフェストの冒頭にはこう書いてある。
「この約束は、その達成度が明確に示され、
国民のみなさんが公約の達成状況を評価、査定できるものです。」
一見素晴らしいことを言っているようだけれど、あたしは驚いてしまった。
約束とは、達成状況を評価、査定するものだったんだ・・・
よし!今度菅直人に会ったら
きちんと返す約束をして、100万くらい金を借りよう!
金返せと言われたら、1000円くらい渡しておいて
「返済の達成度は0.1%」と、明確に示し
返済の達成状況を評価、査定してもらえばいいのだ!
そしてもし文句を言われたら
非常に遺憾に思う、とでも答えておけばOK!
・・・ということだよなぁ。どう考えても。
本来、マニフェスト=政権公約と言うのは
実現を目指す政策について、数値目標や達成期限などを
具体的に示した約束のこと。
民主党が示しているのは「目標」であって「約束」ではない。
何の為か知らないけれど、英語を使う前に
きちんと日本語の意を解して使ってほしい。
そんな感じで「キャスト・アウェイ」良い映画でした・・・
う〜ん。話が逸れまくってしまった。
このメルマガでのレビュー達成度は、30%くらいかな・・・
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●キャスト・アウェイ
ーメルマガ「シアターレビュー」vol.3よりー
2003/10/13
「キャスト・アウェイ」奥付
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