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2003年8月26日
レ・ミゼラブル 2度目
遙か以前になってしまったけれど
9日に2度目の観劇をしたので、そのことを。
今回は表情がわかるほど前の席だったので、
舞台全体像よりは、個々の俳優のことを。
アンサンブル
前回ほど酷くはなかったけれど、まだバラバラ感が・・・
特に男性陣!もうちょっと息を合わせて欲しい!
マルシア・ファンテーヌ
以前のミュージカルで絶賛されていたマルシア。
なるほど歌は素晴らしい。
けれど、劇から悪い意味で浮いてしまっているところが・・・
台詞に節をつけるのではなく、
歌でその人を現すのがミュージカルだとすれば
まだ役者として一流とは言い難い感じ。
坂元健児・アンジョルラス
さすがに歌は上手い!
でも、とても革命軍のリーダーに見えない・・・
顔や体格に因るところも大きいのだろうけれど、
シーンによってはそれらしく見えたところもあったので
やっぱり役作りの問題なのかな?
吉野圭吾と足して2で割ると素晴らしくなりそうな感じ。
森公美子・テナルディエの妻
連れ合いのお薦めで、期待していたが
やっぱり歌は上手いし、劇中で息をつかせるシーンの登場人物らしく
笑わせる、和ませるツボを心得てる感じ。
素晴らしきEntertainerを感じさせてくれました。
山本耕史・マリウス
この人は、ミュージカルに出る役者じゃないと思うんですよ。
声も良くないし、歌が上手いとも決して言えない。
けれど登場してきたシーンから、もう存在感が違う。
舞台上にいるだけでマリウスだし、
アンサンブル多数の革命軍の中にいると、格の違いを感じてしまう。
ストレートで観てみたい、そう思わせる、噂や人気に違わぬ俳優さんでした。
坂本真綾・コゼット
No Comment(察してください)
高嶋政宏・ジャベール
今回一番衝撃的だったのが高嶋。
こんなジャベールもあるんだ!と。
冷酷無比な法の番人というイメージの強いジャベールを
人間味溢れ、最初から弱さを垣間見せる演技。
歌も声量だけはあったし
はっきり言ってあたしは彼をあまり好きではなかったのだけれど
見直したぞ、高嶋!という感じです。
山口祐一郎・ジャンバルジャン
評して、芝居が拙いという人もいるけれど
あたしは決してそんなことはないと思う。
(動きは拙いと思うけれど)
内面から醸し出す人間性の役作りは、完璧な昇華があると思う。
そして何より、彼の歌をライブで聴けるということは、それだけで対価を払う価値があると思います。
「レ・ミゼラブル 2度目」奥付
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