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2003年7月13日

K-1

映画「スパイダーマン」を観たので、そのことを書こうと思っていたが
今日のK-1を見たら、そっちに一言言いたくなったので、K-1のことを。

K-1、どうなのでしょう?
今日はフジ系で22:30〜の放映だったが、人気は持続しているのだろうか?

メインのマイク・ベルナルドvsフランシスコ・フィリオ
客席からもブーイングが起きていたが
本当にプロとして失格と言ってもいい試合だった。
1ラウンドは間合いを計る緊張感溢れる試合だと思って見ていたが
それが延々最終ラウンドまで続いてしまったら、
ファンは納得できないし、金を取って興行を打っているプロとしてはとても成り立たない。
ベルナルドは、あたしとしても好きな選手なだけにとても残念。

よく、プロレスラーは強いとか弱いとか議論の対象になるが
それ以前に、彼等はプロとして自分を売り込み、ファンやマスコミアピールするために、試合以上の精力を注ぎ込んでいる。
例え試合に敗れるとしても、いかに見ているファンにアピールするか、という視点で試合に挑んでいる。
K-1を見ていても、グランプリの出場権もはっきりせず
ファンが好む選手を選び、マッチメークしている感が強い。
だいたい通常の試合であっても、誰が試合を組んで出させてもらえるかという点でさえ非常に曖昧だ。
こう考えるとK-1も、興行は非常にプロレス的だと言える。

そして、それは興行として行っているプロである以上、当たり前のことかもしれない。
あたしだって、個人的に今年の優勝候補と思う、イグナショフの試合よりも
ジェロム・レ・バンナや、レイ・セフォーの試合の方が見たいと思う。
彼等は強いだけでなく、彼等の試合は見ていておもしろい。

フィリオの試合は、昔からカウンター狙いで、見ていて少しもおもしろくない。
フィリオに限らず空手家は、手数の多い試合になりづらいのは理解できるが
同じ空手家でも、アンディ・フグがあれだけの人気を得られたのは
やられても、倒れても、前に向かっていく姿勢を強く感じられたからではないだろうか。

今日の試合、TVの解説では「ベルナルド前に出ろ」と言っていたが
そもそも相手が出てこないと魅せる試合が作れないフィリオは
プロとして成り立っているのだろうか、というところを非常に疑問に思う。

「K-1」奥付

  • Posted : 2003年7月13日 18:03
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  • Category : Essay | 管理人の雑文 | シアターリーグ
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