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2003年5月28日
マトリックス
監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー・アン・モス、ヒューゴ・ウィービング
もっと早く観たかったのですが
間もなく続編が公開されるせいか、DVDがいつも貸し出し中で、やっと観られました。
ふむふむ。
噂に違わぬ、すごい映像でした。
しかし・・・
ストーリーも、純粋に観ればなかなかおもしろいのですが
よく考えると、みんなどこかで聞いたような話・・・
映像的にも、どこかで観たことがあるようなカットばかり・・・
まあ、監督たち自身も、日本アニメを実写でやる、というようなことを言っていたので
そちらに注力したってことで、気にしなきゃいいのかもしれませんが
映像を除けば、様々なもののいいところを寄せ集めて作った感は否めませんでした。
しかし・・・
そのような点を感じさせない映像であることも事実でした。
あと何年かすれば陳腐に感じる作品なのかもしれませんが
現時点では、映画界にBefore-Afterを思わせる、
エポックメイキング的一作なのかもしれない、という感じはします。
ついでに言えば、キアヌの演技も、それほど気にならないというのもよかったです。
作品自体からは逸れますが・・・
洋画は、字幕で観るのですが、この映画は翻訳がひどかった!
何カ所か「ん?」というところがあったのですが
一番ひどいと思ったのが、
キアヌ達がローレンスを助けるために乗り込んで、エレベーターから脱出したところのシーン。
字幕では「心を解き放て」となっていましたが
実際には「There is no spoon」 と言っています。
これは、意味的には心を解き放てってことを言っているのですが
映画内の前のシーンを受けての台詞で
この映画での、格好いい台詞の1つ(のつもり)だと思うんですよ。
映画を観ていれば、どういう意味で言っているかくらい、誰だってわかりますから
お願いですから、観客を馬鹿にして、変に安易な訳に置き換えないでください。
翻訳家の方、お願いします。
ということで、この映画を観て学んだこと。
洋画は、翻訳家の力で作品の質やおもしろさも変わってしまう!
字幕なしで映画を観られる英語力、ヒアリング力が欲しいなぁ・・・
「マトリックス」奥付
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