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2003年5月16日
アンタッチャブル
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、ロバート・デ・ニーロ
世間的評判が高いんだか低いんだか、よくわからないこの映画。
はっきり言って、たいしておもしろくないです。
このキャストで、パルマ監督。
かなり期待していた(ケビン・コスナーを除く)作品だったんですが・・・
パルマ監督の映画を観ると、いつもキューブリックを思い出します。
わかりやすく言えば、映像の1つ1つに意味を持たせる、文学的手法というか、
昨日書いたバーホーベン監督の正反対という感じでしょうか。
この作品で感じたのは、パルマは小型キューブリックと言うか、
キューブリックが使う「神の視点」の映像を
恐る恐る、言い訳をしながら使っている、という感覚。
キューブリック作品が、観ていると精神世界に進入してくる感じだとすると、
彼の映画はその上っ面をなぞっている、と言うと言い過ぎですが
もっと奥まで!って感じで、不満感が残ります。
最近の作品は。
この映画を観て一番思ったのは、
あたしが好きな、映画が撮れると思う監督たちが
最近観るたびにがっかりすることが多いなぁ、ということです。
先日も「セブン」のデビット・フィンチャー監督作「パニック・ルーム」を観たのですが
これが酷い映画で・・・
ブライアン・デ・パルマも「Mission to Mars」も、この映画以上にイマイチでしたし、
ついでに言えばタランティーノは言うまでもなく・・・
ちょっと悲しいこの頃です。
「アンタッチャブル」奥付
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