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2003年5月14日
ショーガール
史上最低(もしくは最高)のラジー賞受賞作「ショーガール」
監督:ポール・バーホーベン
出演:エリザベス・バークレー、カイル・マクラクラン、ジーナ・ガーション
物語は極めて単純。
ダンサーを目指してラスベガスにやってきた女主人公の、成り上がりストーリー。
映画は、女の醜い戦いとヌードでのレビューを中心に描かれ
男女の駆け引き、ドラッグ、レイプ、レズ・・・
と言った感じの内容です。
全編通して、感動的なほどの悪趣味が伝わってくるので
これは狙って作っているんだ、ということはすぐに理解できます。
(そうじゃなければ、ラジー賞の授賞式に監督が来くるわけないですけど)
では、何を?と考えると
よく言われる「アメリカンドリーム」
その裏にある、アメリカの暗部、嫌な部分を
これでもか!とばかりに描いた作品なのではないでしょうか。
映画としては、まったく飽きずに、おもしろく観られます。
ほんと、この監督のエンターテイメント作の作りは完璧です。
あとは、ひたすら出てくる裸と、悪趣味な映像と、人間の汚さ、嫌らしさに耐えられれば、
(作品の意図を理解し、観ることができれば)
こんなに素晴らしい映画はありません。
と言うことで、この映画はラジー賞を狙って作られた作品、と言ってもいいくらいなのではないでしょうか。
そして、きちんとラジー賞を与えた人達も立派だと、
だから何だかんだ言ってもアメリカは強いんだなぁを感じました。
しかし、主演のエリザベス・バークレーは
監督の主旨を解していなかったのか、
もしくは自らもラジー賞主演女優賞を受賞したことが辛かったのか
この映画の後、しばらく行方がわからなくなってしまったそうですが・・・
そういえば数年前に、
彼女をデートに誘ったのが原因で
レオナルド・ディカプリオなどがロジャー・ウイルソンに訴えられた
(それも訴訟額4500万ドル!)
事件がありましたが、結果はどうなったのでしょう?
「ショーガール」奥付
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