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2002年12月13日

モーツァルト! を観てきました2

10月の日生劇場に続いて2度目の観劇。

今回も、井上芳雄バージョンを、帝国劇場で12/11に観てきました。
今回は、全体的にまとまりのない感じで
なんとなく締まらない雰囲気だったのがちょっと残念。
それと、席が舞台下手側だったのですが
上手側からの音がよく聞こえず、モノラル的な音に感じてしまいました。
帝国劇場はキャパも2000近くある、広い劇場なのだから
後部スピーカーとか、何かもうちょっと音響を考えてほしいなあ、と。

俳優陣では
日生とはキャストが代わった西田ひかる。
なんだか怖々演じているようで、ノリが悪くて残念。
以前もミュージカルには出演しているようですが、なぜでしょう?
日生で演じた松たか子を思い出すと、芝居の部分でかなり差を感じてしまいます。
う〜ん。
芝居はともかく、歌や踊りに関しては、
素材的に西田ひかるの方がいい物を持っていると思っていたので
期待していたのに・・・残念。
それからやっぱり、主役の井上芳雄。
いくつか観劇記、劇評を読んでみましたが
多くが「まだ主役を張るのは早いのでは・・・」という感じで
あたしもまったく同感。
と言うより、もっと厳しいことを言いたくなります。
彼のことを書くと批判批評のオンパレードになってしまうので
差し控えさせていただきます・・・
それから、市村正親の芝居が
日生のときと随分変わっていたのが驚きでした。
これは、長きに渡って演じているが故の芝居の変化なのか、
それとも、リピーター観客への為の演じ分けなのか・・・
気になるところです。
そして山口祐一郎。
はっきり言って、唄や芝居を好きな方々で
山口祐一郎の唄を知らないということは、非常に不幸なこと・・・
と思ってしまうくらいです。
劇場で聴いたことのない方は、
是非死ぬ前に一度は、劇場へ足を運んでみてほしいなぁと思います。

「モーツァルト! を観てきました2」奥付

  • Posted : 2002年12月13日 02:24
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