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2015年1月15日

■TPAM in Yokohama 2015

舞台芸術を「つくる人」「みる人」のための国際ミーティング「国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015」が2月7日より開催されます。

国際舞台芸術ミーティング、通称TPAM(ティーパム)は、今回で20年目を迎えるアジアで最も古い国際的な舞台芸術のプラットフォーム。
舞台芸術を「つくる人」である、アーティストやプロデューサー等が国や地域を超えて一堂に会します。
また「みる人」である観客の皆様も、第一線で活躍中のディレクターが選ぶ、新進気鋭のアーティスト達の公演や、アジアの国々からやってくる作品を楽しむことができます。

TPAMは、ユニークな活動を行っているディレクターが、自由なコンセプトでアーティストと組んで公演を行うプログラム「TPAMディレクション」、
アジアの国際共同製作(コプロダクション)について、内外のパートナーと共に検討、始動するため、公演プログラム、インタビュー・プロジェクトとミーティング・プログラムを実施する「TPAMコプロダクション」、
公募で集まった35団体を紹介する「TPAMショーケース」という3つの枠組みで催されます。

「TPAM in Yokohama 2015」は、2月7日から15日にヨコハマ創造都市センター(YCC)、KAAT神奈川芸術劇場、BankART Studio NYKなどで開催。
チケットは、チケットかながわ、イープラス、Peatixで1月24日発売。

TPAM in Yokohama 2015 メイン画像

国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015 (TPAM in Yokohama 2015)
日程:2015/2/7〜2/15
会場:ヨコハマ創造都市センター(YCC)/KAAT神奈川芸術劇場/BankART Studio NYK/他
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC ? 国際舞台芸術交流センター)
協力:BankART 1929/(公財)横浜観光コンベンションビューロー/横浜ダンスコレクション EX
後援:神奈川県/横浜市
[オフィシャルサイト]


▼TPAMディレクション
SCOT『トロイアの女』2/10 KAAT神奈川芸術劇場
40年前発せられた、今鮮やかになる警告
日本の伝統的様式や世界各地の身体表現に着想を得て築かれたスズキ・メソッドにより身体表現の基盤を獲得した俳優の演技を通して、ギリシア時代から変わらぬ戦争の暴力性が舞台に立ち上がります。

ハイバイ『ヒッキー・カンクーントルネード』2/7〜8 KAAT神奈川芸術劇場
引きこもりの機微をユーモアたっぷりに描く
今なお社会に潜在する「引きこもり」の視線を通して、家族関係や日常のコミュニケーションにはらまれるつまずき、齟齬、矛盾をつぶさに取り出し、軽やかなユーモアとともに日常を生きることの重みを示します。

範宙遊泳『幼女X』(日本-タイ共同製作版)2/14〜15 KAAT神奈川芸術劇場
「お母さん、まだ産まないでほしい」
2013年初演。画面 - 文字でのコミュニケーションを舞台表現に日常的な温度でおさめ、震災後の社会の空気感を染み込ませた作品。前回のTPAMでの上演を経て、今回はタイとの共同制作版の上演となります。

ピチェ・クランチェン『Black & White』2/14〜15 KAAT神奈川芸術劇場
【日本初演】古典仮面舞踊劇その哲学と現代の感性の横断
『Black & White』は、古代インドの大長編叙事詩ラーマーヤナ(古典仮面舞踊劇「コーン」の物語の基でもある)の戦闘シーンの壁画にインスパイアされ作品。「コーン」のテクニックを遺憾なく用い、仏教のコンセプトを礎に、生命、善悪、感情等における相反する力の均衡を図ります。

黒沢美香&神戸ダンサーズ『jazzzzzzzzzzzzz-dance』2/14〜15 KAAT神奈川芸術劇場
Jazz音楽の仕組みを振付へ
ある振付のフレーズを手札にもち、ダンサー達はその場のルールに応じて、出して引いて重ねて待っての駆け引きを行いながら、その場限りのダンスを生み出します。関西を拠点とする魅力と実力と個性をあわせもつ13名のダンサーによる響宴です。"z"の数は上演の度に増えていく。

エコ・スプリヤント『Cry Jailolo』2/15 KAAT神奈川芸術劇場【学生無料!】
インドネシアの若者たちによるダンス!
インドネシア東部の北マルク州西ハルマへナ島のジャイロロに伝わる伝統舞踊を現代的に解釈。テルク・ジャイロロ海の珊瑚礁の破壊が止まって魚が再び珊瑚礁へと返り、海の静けさと水の魂を取り戻すことへの希望を表現している。

アイサ・ホクソン『Death of the Pole Dancer』2/8〜9 KAAT神奈川芸術劇場
ポールダンスがあぶり出す無意識の認識
見る対象が何であるかを認識する、その仕方を問うパフォーマンス。観客は「ポールダンスをする女性」をいったいどのように見ているのか。見ることと抑制、無防備さと暴力、性と権力といった問題について考えさせられる。

アイサ・ホクソン『Macho Dancer』2/8〜9 KAAT神奈川芸術劇場
"男らしさ"を女性が踊る
「マッチョダンス」とはナイトクラブで若いダンサーが"男らしさ"を売り物にする踊り。その独特の動きのボキャブラリーと身体性はフィリピン特有のもののようです。作品ではパフォーマーと観客の性認識が混ざり合う「ジェンダーループ」状態が現れます。

アイサ・ホクソン Work in Progress『Host』2/14 ヨコハマ創造都市センター(YCC)
「ジャパゆき」さんのおもてなしとは
東京のホステスクラブで働くフィリピンから来た女性やニューハーフがモチーフ。エンターテインメントとしての戦略、労働、そして身体問題を解き明かし、もてなしの儀式、作法、形式等を検証することによって、ホストと客の関係性を読み替える。日本でのリサーチを経て作りました。

ムラティ・スルヨダルモ『I LOVE YOU』2/11 BankART Studio NYK
時間耐久型パフォーマンス!
文化、思考、アイデンティティを土台にした言葉を用いて他人とコミュニケートしていますが、本作では言葉を使うことの利点と弊害について考えさせられます。長時間所の上演の間始終、「I LOVE YOU」と言いながら重い大きなガラスの板を抱えて動き回ります。

ムラティ・スルヨダルモ『BORROW + EXERGIE ? butter dance』2/13 BankART Studio NYK
YouTubeでも話題のbutter dance!
バターの上でダンスする作品。その予期しない、体にダイレクトに響く動きで振付について思考します。インドネシア出身のムラティ・スルヨダルモの過去の作品のデモンストレーションもあります。

BricolaQ『演劇クエスト・横浜トワイライト編』2/9〜15【無料】
横浜の街が劇場に!
選択肢の記された「冒険の書」を手がかりに、広範なフィールド内をそれぞれ自由に移動する遊歩型ツアーパフォーマンス。参加者は迷子のように町をさまよい、そこに実際に生きている人々の生活や歴史に遭遇していきます。


▼TPAMコプロダクション
ジェローム・ベル × ピチェ・クランチェン『ピチェ・クランチェンと私』2/10〜11 KAAT神奈川芸術劇場
国際コラボレーションの金字塔!
フランス人振付家のジェローム・ベルと、タイの伝統舞踊家ピチェ・クランチェンとの出会いによって生まれた作品。二人のアーティストが、お互いの芸術的実践について問いかけ合います。二つの異なる文化が出会う感動的な瞬間があります。

相模友士郎『天使論』2/11 KAAT神奈川芸術劇場
まなざしに振付する
本作は踊る身体イメージとそれをみる観客の言語イメージについて扱っています。「コカ・コーラ」と踊る身体を対置し、演出家自身のナビゲーションによってコード化された観客の視線に亀裂を入れてゆく観客のまなざしへの振り付け作品と言えるでしょう。

シャオ・クゥ×ツゥ・ハン『Miniascape』2/12 KAAT神奈川芸術劇場
日本と中国の共通性とは?
『箱庭(盆栽)』は両国に共通の芸術である。両国共に、その小さな情景は人間の美学と自然への敬意を表している。しかし、現代の日本と中国はどうだろう?シャオ・クゥとツゥ・ハンは彼らなりの日本理解の箱庭を提示する。2ヵ月の日本での滞在リサーチを経て発表。

アジアン・アーティスト・インタビュー2/7〜15 ヨコハマ創造都市センター(YCC)【無料】
アーティストによるアーティストへのインタビュー
「同時代」をどのように捉え、身体表現に取り組んでいるのか。歴史的背景、社会状況、個人的経験、生活文化等への問いと答えをまとめたインタビュー集。映像展示です。


▼TPAMショーケース
artCORE、重力/Note 、オペラシアターこんにゃく座、絹川友梨/インプロ・ワークス、斎藤栗子/南弓子/かえるP/斎藤コン/大東京舞踊団/新宅一平、カダムジャパン、関かおりPUNCTUMUN、仕立て屋のサーカス、大道寺梨乃、レナータ・ピオトロスカ、マームとジプシー、Sebastian Matthias & Team、鈴木ユキオ×山川冬樹、goat/ 空間現代、SO&CO.、空転軌道、ダンスアーカイヴプロジェクト2015、空(utsubo)、ももいろぞうさん、横浜ダンスコレクションEX受賞者公演、開幕ペナントレース、革命アイドル暴走ちゃん、冨士山アネット/The Absence of the City Project、S20 梅田宏明、アジアで上演するプロジェクト、shelf、篠田千明、岡崎芸術座、鮭スペアレ、ミス・ユニバース、DEVIATE.CO、インテグレーテッド・ダンス・カンパニー、声明の会・千年の聲、井上大輔/イ・サンフン、苫野美亜/新進プロジェクト

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「TPAM in Yokohama 2015」奥付

  • Posted : 2015年1月15日 18:16
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