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2014年12月10日

■中国にコンテンツ輸出 ぴあ希肯設立

ぴあ株式会社は、中国で興行の企画制作事業を展開する北京希肯に出資参画し、日本内外のコンテンツの中国・東アジア地域への輸出・仲介事業に着手することを発表しました。

北京希肯国際演出有限公司(以下、北京希肯)は、中国国内で興行イベント制作事業などを展開する希肯グループの一社として2000年に設立。
中でも中国保利集団公司の文化関連事業と長期的に密接な関係を持っており、
同グループが保有する中国最大の劇場ネットワーク(中国主要都市で67館を展開)・保利劇院における、各種エンタテイメント興行の仲介・プロデュース事業等を運営しています。

この北京希肯に対し、ぴあ株式会社、株式会社セブン&アイ・ネットメディア(7NM)、株式会社経営共創基盤(IGPI)という日本企業3社が出資参画。
合弁会社・北京ぴあ希肯国際文化発展有限公司(ぴあ希肯)が11月15日付で設立されました。
出資比率は、北京希肯が63.50%、ぴあが22.14%、7NMが11.75%、IGPIが2.61%。

ぴあは、日本のライブ・エンタテインメント市場が約4,000億円なのに対し、中国国内では最も一般的な音楽ジャンルであっても、公演数、市場規模ともにまだ日本の30%程度と判断。
一方、日本の年収500万円以上人口と、中国の年収5万元以上の人口を比較すると、現在でも中国は日本の約15倍、2020年には約40倍に達すると判断しており、
今後の中国における人口増加と所得水準の上昇を考慮すると、ますますライブ・エンターテインメントのマーケットが大きくなるものと見込んでいます。
ちなみに同社が発表したデータに拠ると、2013年の中国国内における演劇系の公演数は11,200公演、売上げは15.94億元。
舞踊系は6,200公演ほどで、売上げ7.18億元。戯曲系は15,300公演で9.08億元。

ぴあは出資参画の主たる目的として、今後の東アジア地域での事業展開の起点となる中国に拠点作りを行うこと、
これまで単発的な企画が主体だった中国での興行形態を変革し、全国ツアー形式で開催可能な海外コンテンツを仲介することを挙げています。

チケットぴあ

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「中国にコンテンツ輸出 ぴあ希肯設立」奥付

  • Posted : 2014年12月10日 18:49
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