広告
2014年9月 8日
■第71回ベネチア国際映画祭
第71回ヴェネチア国際映画祭の授賞式が行われ、最高賞の金獅子賞はロイ・アンダーソン監督「A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence」が受賞しました。
世界3大映画祭のひとつに数えられる第71回ベネチア国際映画祭(71st Venice Film Festival)が9月6日の授賞式をもって閉幕。
コンペティション部門の結果が発表されました。
最高賞「金獅子賞」(Golden Lion)は、スウェーデンのロイ・アンダーソン(Roy Andersson)監督「A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence」(英題)が受賞。
監督賞となる銀獅子賞(Silver lion)は、アンドレイ・コンチャロフスキー(Andrej Koncalovskij)監督「The Postman's White Nights」(英題)。
男優賞と女優賞は、共に「Hungry Hearts」のアダム・ドライバー(Adam Driver)とアルバ・ロルヴァケル(Alba Rohrwacher)。
新人俳優賞となるマルチェロ・マストロヤンニ賞は、「The Last Hammer Blow」のロマン・ポール(Romain Paul)。
日本からは、コンペティション部門に塚本晋也監督「野火」(Nobi)が出品されていましたが、受賞はなりませんでした。
同作は、大岡昇平の小説を読んだことをきっかけに、塚本晋也監督が20年前から構想していたという作品。
第二次世界大戦末期のフィリピンを舞台に、1人の日本兵が戦場をさまよう姿を通して、戦争の悲惨さを描いた物語。
映画「野火」は、2015年公開予定。
▼第71回ベネチア国際映画祭 コンペティション部門
金獅子賞:「A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence」ロイ・アンダーソン監督(スウェーデン/ドイツ/ノルウェー/フランス)
銀獅子賞:「The Postman's White Nights」アンドレイ・コンチャロフスキー監督(ロシア)
審査員賞:「The Look of Silence」ジョシュア・オッペンハイマー監督(デンマーク/フィンランド/インドネシア/ノルウェー/イギリス)
男優賞:アダム・ドライバー「Hungry Hearts」
女優賞:アルバ・ロルヴァケル「Hungry Hearts」
新人賞:ロマン・ポール「The Last Hammer Blow」
脚本賞:ラフシャーン・バニーエッテマード、ファリド・モスタファビ「Tales」
審査員特別賞:「SIVAS」カーン・ミュデジ監督
●映画「野火」
公開:2015
監督・脚本・編集・撮影・製作:塚本晋也
原作:大岡昇平「野火」
出演:塚本晋也/リリー・フランキー/中村達也
配給:海獣シアター
チケット:[][オフィシャルサイト]