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2014年7月15日
■「紫式部ダイアリー」長澤まさみ・斉藤由貴出演
三谷幸喜作・演出。長澤まさみ・斉藤由貴出演。
パルコ・プロデュース「紫式部ダイアリー」が11月に上演されます。
「紫式部ダイアリー」は、三谷幸喜が書き下ろす「作家」についての作品。
登場人物は「オンナ」のみで、「オンナ」のバトルが描かれます。
三谷作品で女性しか出てこない作品は今回が初。
今回三谷幸喜が描く「オンナの戦い」は、平安時代の二大女流作家である紫式部と清少納言。
「源氏物語」で一躍注目を集め、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手作家・紫式部と、
「枕草子」が大ベストセラーとなり、エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言。
そんな二人がとある女流新人文学賞の選考会に審査員として呼ばれ、
選考対象作品に対する文学論から、いつしか作家としての、そして女としての、人生を賭けたプライドのぶつかり合いとなっていきます。
若手作家・紫式部を演じるのは、2010年のドラマ「わが家の歴史」以来の三谷作品出演、舞台での三谷作品は初となる長澤まさみ。
大ベテラン作家・清少納言を演じるのは、1995年・1997年「君となら」以来の三谷の舞台作品出演となる斉藤由貴。
同じ東宝「シンデレラ」オーディションでデビューし、同じ事務所の先輩後輩でもある二人の競演となります。
パルコ・プロデュース「紫式部ダイアリー」は、11月1日から30日にパルコ劇場で上演。
その他、名古屋、福岡、大阪、松本、広島公演あり。
※追記:
公演日程が発表されました。
11月1日から2日に東京・プレビュー公演、11月3日から30日に東京・本公演。
12月4日から7日に愛知・名鉄ホール、12月9日に福岡・福岡国際会議場メインホール、
12月11日から21日に大阪・森ノ宮ピロティホール、12月25日に長野・まつもと市民芸術館 主ホール、
12月27日に広島・広島アステールプラザ 大ホールで上演。
チケットは全席指定、東京公演が8,500円、U-25チケット6,000円、プレビュー公演7,500円で9月20日発売。
愛知公演が10,000円で10月4日発売。
福岡公演が8,640円で9月27日発売。
大阪公演が10,000円で10月12日発売。
長野公演がS席8,800円、A席7,800円で10月4日発売。
広島公演が8,800円で10月4日発売。
●「紫式部ダイアリー」
日程:2014/11/1〜11/2 PARCO劇場(東京)(プレビュー公演)
2014/11/3〜11/30 PARCO劇場(東京)
2014/12/4〜12/7 名鉄ホール(愛知)(10/4発売)
2014/12/9 福岡国際会議場メインホール(福岡)(9/27発売)
2014/12/11〜12/21 森ノ宮ピロティホール(大阪)
2014/12/25 まつもと市民芸術館 主ホール(長野)
2014/12/27 広島アステールプラザ 大ホール(広島)
作・演出:三谷幸喜
出演:長澤まさみ/斉藤由貴
チケット:[東京][愛知][福岡][大阪][長野]
あらすじ~創作メモより~
とある女流新人文学賞の選考会。審査員は二人。大ベテラン作家の清少納言。若手作家の紫式部。
「枕草子」が大ベストセラーとなり、エッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言。
現在は、数々の文学賞の審査員を務め、文壇での発言力も強い。
自信家で努力家でもある彼女だが、最近は、自分が目指すものと、世間が求めているもののギャップに悩み、なかなか新作が書けない。
文筆家として、才能の枯渇に怯え、同時に女性としても、加齢による「美」の衰えに、耐え難い不安感を抱く毎日。
かたや「源氏物語」で、一躍注目を集めた紫式部。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女だが、若さと才能と美貌に溢れながら、彼女もまた、内心、大きな不安を抱えている。
自分には本当に作家としての未来があるのだろうか。一発屋で終わってしまうのではないか。
今は周囲にちやほやされ、本人も「鼻持ちならない自信家のイケイケ美人作家」を演じてはいるが、それが本当の自分ではないことを、彼女自身よく分かっている。
清少納言は、自分にないもの(若さ、美しさ、世間の後押し、そして輝かしい未来)をすべて兼ね備えている紫式部に対し、
強烈な劣等感を持ちながらも、彼女の前では、表面上は、かろうじて、余裕の表情を見せ、おおらかな先輩を装い続ける。
紫式部もまた、自分にないもの(定まった評価、安定した才能、地位と名誉)を持った清少納言に対し、
尊敬と同時に、憎しみに近い恐れを抱いているが、やはり彼女の前では、それを見せようとはせず、先輩を敬う「かわいい後輩」を演じ続ける。
お互い、深い悩みとコンプレックスを抱えながら、二人の作家は、選考会に臨む。
賞の対象となっているのは、和泉式部の「和泉式部日記」。
紫式部は、この新しい形の作品を激賛し、清少納言は、薄っぺらいエセ文学と切り捨てる。
早速、議論は白熱。清少納言にとって「和泉式部日記」を認めることは、紫式部本人を認めることになり、また紫式部にとっても、それは同様。共に絶対に負けられない戦いであった。
かくして選考会は、「和泉式部日記」を巡る文学論から、いつしか、紫式部と清少納言の、作家としての、そして女としての、人生を賭けたプライドのぶつかり合いとなっていく。
長澤まさみコメント
念願だった三谷さんとの舞台作品。とても楽しみにしています。
紫式部と清少納言ということで、なんだか一筋縄では物語が進んで行かない様なところが少し怖くもあり楽しみなところでもあります。
斉藤由貴さんは事務所の先輩ですが、共演は今回が初めて。稽古を通して2人の関係性を丁寧に作って行けたらと思います。
三谷さんの作品ですから、その世界感や会話の中から物語の人々がイキイキと輝けるよう努めていきたいです。
斉藤由貴コメント
去年の暮れ、三谷さんと歌番組で再会致しました。
ザ・芸能界の場違いな気配で変にソワソワしてて、でも「三谷さんとの再会」がすごく嬉しい、ってコトだけは私はハッキリ自覚してました。
AKBと一緒に炸裂する三谷さんを見ながら、「特異性」という言葉が浮かびました。
長澤まさみちゃんは、一応同じ事務所の後輩です。でも、こと役者稼業で言えば、先輩後輩は1gも意味がないってことを、彼女と一緒に経験する瞬間を味わいたいと考えています。
心配なのは、彼女の綺麗な長い足に見とれて台詞をとちったらどうしよう、ということです(本気です)。
今回、二人芝居ということなので、台詞は出来ればまさみちゃん70%、サイトー30%くらいだと助かるなーと思っています。
それでオイシイとこを貰えたらとても嬉しいです(本気です)。
三谷幸喜コメント
長澤さんの舞台を観て、この人には舞台女優として秘めた才能があると感じました。それを引き出してみたいと思いました。
どうせならハードルは高い方がいい。難易度の高い二人芝居。それも女二人。相手役はめちゃくちゃ芝居の上手いベテラン女優。となると斎藤由貴さんしか思い浮かびませんでした。内容は、紫式部と清少納言の壮絶なバトル。
それにしても、これだけのハードルを、果たして長澤まさみは、飛び越えることが出来るのか?たぶん出来ます。
お楽しみに。
ちなみに、実は男が出てこない作品を書いたことがない僕にとっても、これはかなりのハードルなんですよ。頑張ります。