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2014年7月 7日
■Tfactory「生きると生きないのあいだ」
柄本明、川口覚、笠木誠、岡田あがさ、戸辺俊介、手塚とおる(映像出演)、伊藤克出演。
川村毅3年ぶりの新作・演出作品「生きると生きないのあいだ」が今秋上演されます。
演劇活動30周年を迎えた2010年、初期代表作といわれる「新宿八犬伝」全五巻の完結を機に、自身の作・演出による舞台創作を休んできた川村毅。
川村毅はこの3年間、長年構想してきたP.P.パゾリーニ戯曲の日本初演に取り組み、
2011年「豚小屋」、2012年「騙り。」「文体の獣」、2013年「カルデロン」「ピュラデス」と、代表作全6作品の上演を完結しました。
この3年間、川村毅の新作戯曲は、2012年「4 four」(白井晃演出)、2014年「神なき国の騎士」(野村萬斎演出)と、世田谷パブリックシアター主催で上演されています。
そして今秋、3年ぶりとなる川村毅作・演出の新作「生きると生きないのあいだ」が、
今年3月に上演されたW.シェイクスピア生誕450年/吉祥寺シアターシェイクスピアシリーズ「荒野のリア」に続き吉祥寺シアターで上演されます。
主演を務めるのは劇団東京乾電池を率いる柄本明。
柄本明は、1991年の川村毅初監督映画「ラスト・フランケンシュタイン」で原田芳雄と共に主演していますが、舞台でタッグを組むのは今回が初となります。
その他、さいたまネクストシアターの川口覚、笠木誠、岡田あがさ、戸辺俊介、手塚とおる(映像出演)、伊藤克が出演。
Tfactory「生きると生きないのあいだ」は、9月27日から10月5日に吉祥寺シアターで上演。
チケットは全席指定、前売4,800円、当日5,000円、公演初日特別価格4,000円(税込)で7月27日発売。
●Tfactory「生きると生きないのあいだ」
日程:2014/9/27〜10/5 吉祥寺シアター(東京)
作・演出:川村毅
出演:柄本明/川口覚/笠木誠/岡田あがさ/戸辺俊介/手塚とおる(映像出演)/伊藤克
チケット:[東京][T Factory オフィシャルサイト]
あらすじ
ハリー(柄本明)は、今日も一人都会の一室で電話を受けなにやら相談ごとにのっている。
亀の散歩だったり、朝のゴミ出しだったり、時にはちょっと闇の作業だったり。
いわゆる便利屋という稼業を営んでいるらしい。
ある日突然ジョニー(川口覚)がこのハリーの便利屋を訪れる。
誰もこの場所には来ないはずなのに? ジョニーはここで働きたいようだ。
ハリーはすぐ音をあげるだろうとジョニーを助手にする。
ハリーに相談をもちかけるのは、死にたがる女・メイ(岡田あがさ)、生きたがる男・マリオ(戸辺俊介)、空中の散歩者・アーサー(伊藤克)...。そして二人を訪ねて現れたサム(笠木誠)。
「生きる」と「生きない」のあいだをさまよう人々は今日も楽しげだ...
(上演時間1時間40-45分、一幕予定)
※追記:
雑誌「悲劇喜劇 2014年9月号」に川村毅の戯曲「生きると生きないのあいだ」が掲載されます。
▼雑誌「悲劇喜劇 2014年9月号」
発売:2014/8/7
特集:2014年上半期演劇界の収穫
戯曲:戌井昭人「どんぶりの底」
戯曲:川村毅「生きると生きないのあいだ」