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2014年6月10日
■映画「リトル・フォレスト」
橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん出演。森淳一監督。
映画「リトル・フォレスト 夏編・秋編」が8月30日、「冬編・春編」が2015年2月14日に公開されます。
「リトル・フォレスト」は、2002年より月刊アフタヌーンで連載された五十嵐大介の漫画。
一度は都会に出たものの、自分の居所を見つけることができず、東北のとある村の中にある小さな集落"小森"に戻ってきた主人公"いち子"。
近くにスーパーやコンビニもない小森の生活は、自給自足に近い暮らし。
稲を育て、畑仕事をし、周りの野山で採った季節の食材から、毎日の食事を作ります。
時に立ち止りながら、自分と向き合う日々の中で、いち子は美味しいものを食べて明日へ踏み出す元気を充電していきます。
コミックは全2巻が発売されています。
この「リトル・フォレスト」が、春夏秋冬の4部作として映画化。
「夏編・秋編」「冬編・春編」の2部に分けて公開されます。
キャストは、主人公・いち子役に橋本愛。
いち子の幼馴染ユウタ役に三浦貴大、同じく幼馴染のキッコ役に松岡茉優。
キャンプ場の管理人・シゲユキ役に温水洋一、いち子の母・福子役を桐島かれん。
主題歌はyui率いるFLOWER FLOWER。春夏秋冬各編にあわせて4曲を描き下ろし、各編の主題歌として提供されます。
プロデューサーは「タイヨウのうた」「永遠の0」の守屋圭一郎。
監督・脚本は「重力ピエロ」「Laundry」などの森淳一。
「リトル・フォレスト 夏・秋」は2014年8月30日、「リトル・フォレスト 冬・春」は2015年2月14日ロードショー。
●「リトル・フォレスト 夏・秋」
公開:2014/8/30
配給:松竹株式会社メディア事業部
企画・制作プロダクション:ROBOT
監督・脚本:森淳一
原作:五十嵐大介「リトル・フォレスト」(講談社「アフタヌーン」所載)
フードディレクション:eatrip
音楽:宮内優里
主題歌:FLOWER FLOWER「夏」「秋」「冬」「春」(gr8!records)
出演:橋本愛/三浦貴大/松岡茉優/温水洋一/桐島かれん
DVD:2015/1/28発売:リトル・フォレスト 夏・秋 [DVD]
DVD:2015/1/28発売:リトル・フォレスト 夏・秋 [Blu-ray]
●「リトル・フォレスト 冬・春」
公開:2015/2/14
配給:松竹株式会社メディア事業部
監督・脚本:森淳一
原作:五十嵐大介
出演:橋本愛/三浦貴大/松岡茉優/温水洋一/桐島かれん
チケット:[舞台挨拶付上映 2/21大阪ステーションシネマ][舞台挨拶付上映 2/21名古屋ピカデリー][オフィシャルサイト]
DVD:7/29発売:リトル・フォレスト 冬・春 [DVD]
Blu-ray:7/29発売:リトル・フォレスト 冬・春 [Blu-ray]
[Amazon Kindle][iBooks Store][eBookjapan][楽天Kobo]
※2014/8/18追記:
オークビレッジ柏の葉に「リトル・フォレスト」農園がオープン。
橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、森淳一監督が参加し、ミニ会見および開園式が行われました。
MC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
森監督:暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
橋本愛:本日はよろしくお願いいたします。17歳から18歳という激変の一年を跨いだので、特別な作品になりました。たくさんの人に観てほしい作品です。
三浦貴大:一年をかけての撮影は貴重な経験でした。素晴らしい作品になったと思います。たくさんの人にぜひ観てほしいです。
松岡茉優:今日はありがとうございます。いつもの撮影だと、雨待ちというのがあるのですが、今回は雪待ち、嵐待ち、作物の育ち待ちなど、一年、自然と向き合った撮影で、オールロケならではでした。
MC:本作は約1年間に渡り、岩手県の奥州市でロケをしたとお聞きしていますが、長期間にわたり、自然と共に撮影するのはいかがでしたでしょうか?
森監督:一年を通じて自然と向き合った撮影は初めてでした。
東京と岩手、岩手の中でもロケ地を転々として撮影しました。
一年といいますが、撮りたい瞬間は一瞬で、夏編だとグリーンがいちばん濃いタイミングがほしくて、それをさぐるのが大変でしたね。
MC:橋本さんは田植えから収穫まで一連の農作業を体験され、自分で収穫した野菜を召し上がって、いかがでしたか?
橋本:作物を作る大変さを感じました。今日さぼれば、一年後に収穫できなくなるかもという危機感というのが、自分の生活からは考えられなくて...尊敬の念をいだきました。
育ててやっと収穫できたものを食べる幸せを感じながら、満足感いっぱいでした。
MC:三浦さんは実際橋本さんより10歳年上ですが、今回の役柄は2歳年下の幼馴染役ということで、役作りで大変だったこと、気をつけたことなどございますか?
三浦:どうやったら若く見えるんだろう?って考えて...監督には申し訳ないのですが、最終的に無理だろうと諦めました(笑)。
台本にあるとおり忠実に演じたので、この人(ユウ太)は若いんだろうと思っていただけるかな...と。でも見えませんでしたね。残念です(笑)。
MC:松岡さんと橋本さんは普段から非常に親しくされているということですが、今回幼馴染の親友役ということで共演されていかがでしたか?
松岡:橋本(愛さん)とは3度目の共演で、前の2回はいがみ合う間柄だったんですが、今回は心から笑いあえて、いっしょに食べて、自分たちの普段の感じも出ていると思います。
ふざけあったり、アドリブ入れたりと自分たちのいつもの関係性が出ていてうれしく感じます。
<質疑応答>
Q.ロケ中に感動した風景はありますか?
橋本:いち子の家の縁側から見た景色です。山と森がある中に、1本抜けてて夏は青、秋は赤でとってもキレイでした。
三浦:「夏・秋」だと紅葉かな。ユウ太は玉ねぎを育てているんですが、自分の畑のまわりの景色が変わっていくんですよね。
遠くの山の色が変わっていくのが撮影しながら見えて、とても印象に残っています。
松岡:秋編で、いち子がまき割りしているシーンが印象的でした。
橋本、練習しているときは下手だったのにいざ本番ではとても上手くなっていて、それも紫色の夕焼けバックでスパーンときれいに割っているんです。
自然の中にキレイな人がいると画になるんですよね。
森監督:紅葉のグラデーションはよくわかると思いますが、新緑にもグラデーションがあるというのを初めて知って、
僕はそっちのほうが好きになりました。虹も見えたのですが、きちんと半円で見えて、とても美しかったですね。
Q.キャスト3人とも今日の農作業しやすいラフな格好も素敵ですが、ご自身ではどうですか?
橋本:動きやすい恰好にしようと思って、こんな感じになりました。一人だけ張り切りすぎちゃったかな(笑)
三浦:実はつなぎなどを着ると、地元の人と馴染みすぎてしまって、スタッフに見失われることがよくあるんです(笑)なので、今回は見失われないようにボーダーにしてみました!
松岡:私もよく見失われるんですよね。ボーダーかぶりの三浦さんは馴染んで...とのことですが、私は空気感がないからなんですよ(笑)。
今回の衣裳、いつもお願いしている衣裳さんが選んでくれたんですけど、こういうタイプのもセンスがあるんだなと思って感心しちゃいました。
Q.農作業を体験されて、一年を通して撮影したことで、何か感じたことはありますか?
橋本:自分の弱さを思い知らされた気がします。老後は自給自足の生活をしたい!それがきっと幸せなんだと思っていたこともあったのですが、撮影後はもう私には出来ないと感じましたね。
また、17,18歳で成人した大人の女性を演じるのは大変でしたが、大きく成長できたと思いました。
三浦:農作業は大変なことだとわかっていましたが、自分でやってみてさらに実感しました。
でも作物の成長する姿は、わが子の成長を見守るのと似たような愛しさがあるんだなとも思いましたね。
一年間の撮影といっても間に他作品で暗い役柄もやっていて、そんな中で本作の撮影に来ると心が軽くなって、
「ああ、帰ってきたな」って感じて、作品に助けられました。
松岡:私は、いち子が料理しているところにちょうどやってきて、美味しいものを食べていくという役柄で実は農作業はあまりやってないんですよね(笑)
ただ、橋本にまき割りを教えてもらってやってみたんですけど...斧を振り上げる瞬間に無の境地になるんです(笑)
羽が生えたような感じに...、ぜひみなさんにも経験してほしいですね(笑)
作物だけでなく私たち3人も成長していくので、一年を通じてのお芝居はとても興味深いものだと思います。