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2014年5月12日
■映画「ゴール・オブ・ザ・デッド」×「大江戸りびんぐでっど」片岡亀蔵inトーク・オブ・ザ・デッド
公開中のゾンビdeサッカームービー「ゴール・オブ・ザ・デッド」と、5月31日から限定公開されるシネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」。
コラボトーク企画「片岡亀蔵 in トーク・オブ・ザ・デッド ~私の愛する "ゾンビ" と "存鼻" ~」が5月15日に開催されます。
映画「ゴール・オブ・ザ・デッド」は、人気サッカーチームの試合に一体のゾンビが乱入したことから、ゾンビ化したサッカー選手と人間が大乱闘を繰り広げ、スタジアムが阿鼻叫喚の巷と化すフランス発のゾンビ映画。
映画は、「前半戦 死霊のキックオフ大乱闘編」をバンジャマン・ロシェ、
「後半戦 地獄の感染ドリブル編」をティエリー・ポワローと、前後半を別々の監督が手掛けるというユニークな構成。
映画「ゴール・オブ・ザ・デッド」は、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて上映中。
「大江戸りびんぐでっど」は、2009年12月に歌舞伎座さよなら公演として、十二月大歌舞伎の昼の部で上演された演目を、シネマ歌舞伎で映画化した作品。
出演は市川染五郎、中村七之助、中村勘三郎、中村福助、中村橋之助、中村勘太郎(現・勘九郎)、中村扇雀、坂東三津五郎、坂東彌十郎、中村獅童、市川猿弥、井之上隆志、片岡亀蔵、片岡市蔵、市村萬次郎。
脚本・演出は宮藤官九郎。
映画は2010年に公開され、今回「月イチ歌舞伎」第2弾として、5月31日より1週間限定で、全国28か所の映画館で上映されます。
そして、この両ゾンビ作品のコラボレーション企画として、スペシャルトークショーイベントが「ゴール・オブ・ザ・デッド」を上映中のヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されます。
当日は、ゾンビフリークとして有名で、「大江戸りびんぐでっど」にも出演している片岡亀蔵をゲストに迎え、
「ゴール・オブ・ザ・デッド」上映前に、「大江戸りびんぐでっど」公演時の思い出や裏話、そしてゾンビ映画に対する愛が語られる予定となっています。
「片岡亀蔵inトーク・オブ・ザ・デッド~私の愛する"ゾンビ"と"存鼻"」は、5月15日18時50分よりヒューマントラストシネマ渋谷シアター2にて開催。
●片岡亀蔵inトーク・オブ・ザ・デッド~私の愛する"ゾンビ"と"存鼻"
日程:2014/5/15 18:50〜 ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)
出演:片岡亀蔵
●月イチ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」
日程:2014/5/31〜6/6
上演:2009/12 歌舞伎座
脚本・演出:宮藤官九郎
出演:市川染五郎/中村七之助/中村勘三郎/中村福助/中村橋之助/中村勘太郎/中村扇雀/坂東三津五郎/坂東彌十郎/中村獅童/市川猿弥/井之上隆志/片岡亀蔵/片岡市蔵/市村萬次郎
チケット:[全国券][オフィシャルサイト]
Blu-ray:大江戸りびんぐでっど [Blu-ray]
DVD:大江戸りびんぐでっど [DVD]
●「ゴール・オブ・ザ・デッド」
公開:2014/5/3
英題:Goal of the Dead
配給:東京テアトル=日活/フランス映画
監督:バンジャマン・ロシェ/ティエリー・ポワロー
製作:ラファエル・ロシェ/ジェローム・ヴィダル
脚本:ニコラス・プフェーイ/トリスタン・シュルマン/マリー・ゲレル/ほか
出演:アルバン・ルノワール/シャーリー・ブルノー/ティファニー・ダヴィオ/アメッド・シラ/ほか
チケット:[][オフィシャルサイト]
あらすじ
ある日、スターダムにのし上がれないサッカー選手ジャノ・ベルボーの家に小包が届く。中には怪しげな薬と注射。
ジャノは憎きライバル、サム・ロリが所属するチームとの試合に勝つためにその薬でドーピングをするのだが、しばらくして突然苦しみだし、
ゾンビへと変貌してしまう。
サムへの闘争心だけが残ったゾンビストライカーは試合会場へと走りだす。
そして、サッカーチーム"オランピック・ドゥ・パリ"の選手を乗せたバスは格下相手E.J.A.Cとの試合のためにフランス北部にあるカペロングのスタジアムへと到着。
ホイッスルとともに試合開始。チーム内の若手スター選手イドリスとの点取り合戦をはじめるサムだったがひょんなことからレッドカードをくらい、退場してしまう。
ふてくされながらピッチを後にするサムだったが、入れ違いでゾンビ化したジャノがピッチに乱入。
彼の吐き出す謎の白い液体によりまたたくまに感染は広がり、満員のスタジアムの観戦者は全員、感染者となる。
ピッチ上、はたまたスタジアムの外で繰り広げられる選手とゾンビの攻防戦。
果たしてこの試合に勝つのはゾンビか、人間イレブンか―。
※追記:イベントレポート
5月15日にヒューマントラストシネマ 渋谷 シアター2にてスペシャルトークショーが開催されました。
本作の特製Tシャツにゾンビ柄のシャツを着て登場した亀蔵さんでしたが、
MCが着ているゾンビ柄シャツとだだかぶりしており、
「亀蔵でございます。ゾンビの柄シャツお揃いになっちゃったね!実際に売ってるものなんだけど、
(購入したのは)『死霊の囁き』とかが盛り上がっていた頃だったかなぁ」としみじみ。
また歌舞伎俳優の亀蔵さんとゾンビがなかなか結びつかず、
MCからゾンビ映画が好きな理由やお気に入りの作品を聞かれると、
「もともと映画は好きで、一番好きな映画を公に言うなら『ゴッドファーザー』かな、次にゾンビ映画ものなんだよね。
ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』を見て以来好きになりました。
SFものとか全然興味がなくて、CGとかよりも手作りな感じがいい。
痛いなぁとか、目に刺さるとか、血とか、内臓とかね。」とコメント。
さらに、「30~40年前はお金もあまりなかっから、(映画を)選んで見るとしたら、
ゾンビものだったなぁ。気持ち悪いとか、人が見に行かないものに興味を持って、
そのうちゾンビ映画を見ると居心地がよくて落ち着くなぁと感じるようになった」と語りました。
また「ゾンビ映画を見るのって無駄な時間だけど、大事なんだよね。
いろんなゾンビ映画を見ているとロメロの『ゾンビ』の凄さが改めてわかるんだ。」と話し、独特なゾンビ愛をひしひしと感じました。
『ゴール・オブ・ザ・デッド』を見た感想について聞かれると、
「タイムリーで完璧だよね。頭を蹴ってシュートとか、
たまらないシーンもあるしお約束ですもんね。スカッとしました。
実はこのトークショーの話をもらう前、初日に見たんですよ。
初回じゃなくて2回目で悔しかったけど、(先着150名さまにプレゼントされた)クリアファイルをもらいました!」とコメント。
また自身が出演し、5月31日(土)より1週間限定で上映される月イチ歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』の話に及ぶと、
「たまたま宮藤官九郎さんと話す機会があって"ゾンビの歌舞伎をやるんだけど、大丈夫?"
って聞いてきて"面白そうだからやりましょう!"って中村勘三郎さん言ったんです。」と
事の発端を語り、「歌舞伎はきれいなイメージがあるけど、これは汚ったないですよ~。
新しくなる前の歌舞伎座のさよなら公演演目だったから、
舞台に血が垂れてもいいよねってなって初日に血をピューと飛ばしたら、
前に座っていたおばあちゃん3人がす~と帰っていきましたね。笑」とエピソードを明かし、笑いを誘いました。
さらに「歌舞伎の人って何でも楽しむんだけど、面白がる人と嫌がる人がいたんだよね。
ゾンビ役は1カ月間の稽古と25日間の公演をあわせると舞台で何十分もゾンビを演じているから大変だったと思いますよ。
僕はゾンビリーダーをしていて、みんなにゾンビの動きを教えていたけど、
ゾンビの動きをしていると平衡感覚がおかしくなるし、マッサージ代をもらいたいくらいでしたよ、
ゾンビ役を甘くみてましたしたね」と苦労し、歌舞伎ならではの裏話を語りつつ、
「本物の血を使ったゾンビものの歌舞伎もやってみたいな」と意欲的でした。
亀蔵さんのゾンビ愛トークがますますヒートアップする中、終了時間が来てしまい、
とても残念そうな亀蔵さん。最後に"亀蔵さんにとってゾンビとは?"質問されると、
「もはや(ゾンビに)なりたいですね!退治する側は辛いから、噛ませてゾンビになった方がいいかな。」と即答!
最後に「僕が『大江戸りびんぐでっど』で好きなシーンは、
障子ぬき(突然、障子から多数の手が出てくる演出)なんだけど、
『死霊のえじき』にも似たようなシーンが出てくるんだよね。
タイミングを合わせるのが大変だったけど、気に入ってる部分だから見てほしいな」と見所を説明し、
『ゴール・オブ・ザ・デッド』は、みんな真剣にやっているよね。
ただ映画前半戦と後半戦に分ける意味が全く分からなかったけどね。笑」と突っ込みを入れつつ、両作品をしっかり宣伝してくれました。