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2014年5月 2日
■「坂元裕二 朗読劇二〇一四」
高橋一生×酒井若菜、風間俊介×谷村美月、満島真之助×倉科カナ出演。
坂元裕二演出・脚本「坂元裕二 朗読劇二〇一四」が6月3日より上演されます。
2012年、初の朗読劇「不帰の初恋、海老名SA」の脚本・演出を手掛けた坂元裕二。
今回は、2012年に上演された「不帰の初恋、海老名SA」に加え、新たに書き下ろした作品も上演されます。
キャストは日替わりで、6月3日が高橋一生×酒井若菜、4日が風間俊介×谷村美月、5日が満島真之助×倉科カナ。
「坂元裕二 朗読劇二〇一四」は、6月3日から5日に東京・草月ホールで上演。
チケットは全席指定5,000円(税込)で発売中。
●「坂元裕二 朗読劇二〇一四」
日程:2014/6/3〜6/5 草月ホール(東京)
主催・企画制作:日本テレビ/MAパブリッシング
演出・脚本:坂元裕二
出演:6/3 15時/19時:高橋一生×酒井若菜
出演:6/4 15時/19時:風間俊介×谷村美月
出演:6/5 15時/19時:満島真之助×倉科カナ
チケット:[東京]
【かえらず不帰の初恋、海老名SA】
男のもとに初恋の女からの手紙がふいに届いた。
東京に向かう高速バスの車中で書かれた手紙だった。
わたしは東京で結婚し、その相手はこのバスの運転手ですと書いてある。
しかしその手紙が届いた頃、男は既にあるニュースを目にしていた。
"東名高速道路高速バスの横転事故。死者8名。運転手は 逃亡中"
生き残った女は婚約者である運転手の行方を捜しはじめた。
男もまた女を救おうとしていた。
二人は再びあの海老名サービスエリアで交錯する。
幾つかの悲しみの川がより深い悲しみの海に流れ込む
【カラシニコフ不倫海峡】
平凡な夫婦だった。
ある時妻がアフリカへ地雷除去のボランティアに行くと言い出した。
数ヶ月後、妻は少年兵の持つカラシニコフに撃たれて死んだ。
男が悲劇の夫として注目を浴びた時、見知らぬ女から手紙が届く。
"あなたの妻は生きています。アフリカの地でわたしの夫と暮らしています。わたしたちは捨てられたのです"
男は真偽を確かめるため、女と待ち合わせる。互いの伴侶が密会を繰り返していた円山町。ホテルの名前は、『カテドラ ル』。
残された男と女が今、雑居ビルの谷間の海に溺れてゆく。