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2014年4月11日
■「早稲田小劇場どらま館」2015年4月に開設
早稲田大学は「早稲田文化芸術プラザ どらま館」跡地に、新劇場「早稲田小劇場どらま館」を開設することを発表しました。
「早稲田小劇場」は、早稲田大学出身の演出家・鈴木忠志が、劇作家・別役実などと共に1966年に設立した劇団。
懇意にしていた喫茶店「モンシェリ」店主の助けで、同店2階に同名の劇場を創設し、同年こけら落とし公演「マッチ売りの少女」が上演されています。
1976年、建物の賃貸契約終了に伴い、鈴木忠志は活動拠点を富山県利賀村(現・南栃市利賀村)へ移し、1984年には劇団名を「SCOT」(Suzuki Company of Toga)へ改称。
一方、劇場は「早稲田銅鑼魔館」として民間の貸劇場として運営され、
1997年には早稲田大学が買い取り「早稲田文化芸術プラザ どらま館」として運用されてきましたが、耐震強度の問題から2012年2月に閉館。
同年夏に建物は取り壊されています。
早稲田大学は「早稲田文化芸術プラザ どらま館」跡地に、新劇場「早稲田小劇場どらま館」を開設することを発表しました。
新設される「早稲田小劇場どらま館」は、鉄骨3階建て、延べ床面積約210平方メートル、観客席は70席。
劇場は2015年3月に竣工予定。
学生演劇サークルなどに活用してもらう予定で、それ以外については学外者の使用も含めて検討中とのこと。
●早稲田小劇場どらま館
住所:新宿区戸塚町1−101
構造:鉄骨3階建て、延べ床面積約210平方メートル、観客席約70席(2階)
竣工:2015年3月(予定)
使用資格:学生演劇サークルなど
事務所、売店、エレベータ、トイレ、バリアフリー