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2014年4月17日
■こまつ座「てんぷくトリオのコント」
我が家、山西惇、佐藤真弓、市川しんぺー、みのすけ、伽代子出演。
コント:井上ひさし。脚本・監修:ラサール石井。演出:青木豪。
こまつ座「てんぷくトリオのコント」が、6月19日からあうるすぽっとで上演されます。
井上ひさしが自身の戯曲のみを上演するために旗揚げし、今年30周年を迎えるこまつ座。
井上ひさしの原点である笑い、コントに焦点を当て、日本人にとって笑いとは何かを真摯に問いかけることを目的として「てんぷくトリオのコント」を上演します。
1960年代から、三波伸介・伊東四朗・戸塚睦夫という3人組のお笑いグループ「てんぷくトリオ」専属の作家として、数多くの喜劇やコントの台本を手掛けた井上ひさし。
今回の公演は、「てんぷくトリオのコント」のオリジナル台本の中から厳選。
現代のてんぷくトリオに我が家を迎えて上演します。
また、脚本・監修を務めるラサール石井が、新しく脚本を書き下ろし。
作中には井上ひさしが登場し、多数の井上作品に出演している山西惇が演じます。
その他、佐藤真弓、市川しんぺー、みのすけ、伽代子が出演。
演出はグリングの青木豪。
こまつ座 第104回公演「てんぷくトリオのコント」~井上ひさしの笑いの原点~は、6月19日から7月6日にあうるすぽっとで上演。
チケットは全席指定6,500円、学生4,500円(税込)で4月26日発売。
なお、8月から9月に開催される第5回したまち演劇祭in台東でも特別公演として東洋館にて上演予定。
※追記:
6月21日にホンジャマカ+アンガールズ田中、6月22日にネプチューン、7月5日にコント赤信号のゲスト出演が決定しました。
※追記:
井上ひさしがてんぷくトリオのために書き下ろしたコント台本156本すべてを収録した完全版書籍「笑劇全集」が、8月27日に河出書房新社より上梓されます。
撮影:熊切大輔 |
●こまつ座 第104回公演「てんぷくトリオのコント」~井上ひさしの笑いの原点~
日程:2014/6/19〜7/6 あうるすぽっと(東京)
コント:井上ひさし
脚本・監修:ラサール石井
演出:青木豪
出演:我が家(坪倉由幸、杉山裕之、谷田部俊)/山西惇/佐藤真弓/市川しんぺー/みのすけ/伽代子
スペシャルアドバイザー:渡辺ミキ(ワタナベエンターテインメント代表取締役社長)
企画協力:ワタナベエンターテインメント/石井光三オフィス
チケット:[東京]
ゲスト
6月21日(土) 19:00:ホンジャマカ(石塚英彦・恵俊彰)+アンガールズ 田中卓志
6月22日(日) 14:00:ネプチューン(名倉潤・原田泰造・堀内健)
7月05日(土) 19:00:コント赤信号(渡辺正行・ラサール石井・小宮孝泰)
●こまつ座「てんぷくトリオのコント」
日程:2014/9/10〜9/15 浅草東洋館(東京)
コント:井上ひさし
脚本・監修:ラサール石井
演出:青木豪
出演:我が家/佐藤真弓/市川しんぺー
チケット:[東京]
●書籍:「笑劇全集」著者:井上ひさし 8/26発売
[楽天ブックス][Amazon]
伊東四朗コメント
これははっきりしている、我々は井上さんと出会わなければ立往生して表舞台から消えていただろう。
当時の日テレの名プロデューサー井原高忠氏に拾われたまではよかったが「宮本ムサクルシ」だの「荒木マタズレ」だのと言った泥臭いコントしかなく毎週オンエアーするには限界があった時
井上さんの洗練された、かと言って簡単には出来ないコントに出会い、それこそ目からウロコ状態だった事を覚えている。
後々遅筆堂と言われる程の人ですが、コントもその通りで生放送時間ギリギリで届いた生原稿を三人で殆ど一読だけでステージに立った事は今振り返っても身震いする経験でしたね、だってむつかしいんですよ井上さんのコントは。
「我が家」さんも痛感していると思います。
とにかく四十五、六年前にこぼれた種が芽を出した様な感じで、是非花が咲いてくれる様にパワーを送ります。
コント赤信号 コメント
渡辺正行:
てんぷくトリオは私が子供の頃からてんぷくトリオだった。
お笑いをストリップ劇場で始めた修行時代、私達は何かキチンと勉強しなければ!と飛びついたのが、井上さんがてんぷくトリオの為に書いた「井上ひさしのコント全集」だった。
これを勉強せずしてコントの何が語れよう!と意気込んで稽古し劇場でかけた。散々な出来だったな~。
今度は、再挑戦!伊東四朗さんに笑われないようにしないと!いや笑われるようにしないと!
ラサール石井:
「てんぷくトリオのコント」はストリップ劇場での修業時代に三人で挑戦して惨敗した苦い思い出があります。
当時は、ただ脚本をそのまま演じてもコントにはならないということが判っておらず、しかもそのギャップを埋める芸人としての腕が全くありませんでした。
では今はどうかというと甚だ自信はありませんが、久しぶりに三人でコントを練習できることが嬉しい限りです。
小宮孝泰:
大学時代に井上ひさしさんの本を読み漁って喜劇を始めた。
「てんぷくトリオのコント」は劇団のテキストでもあった。
3人組の一人として、戸塚睦夫さんの役に私がどう向き合うかが今回の私のテーマだと断言しておこう。
ネプチューン コメント
芸能界の大先輩であり、同じトリオの先達でもあられるてんぷくトリオさんのコントを再現することは大変恐れ多いことだと思いました。
僕たちネプチューンが生まれる前からご活躍されていましたし、物心ついた頃にはトリオとしての活動はなさっておりませんでしたので。
リアルタイムでてんぷくトリオさんの空気感を知らない僕たちがコントを演じたらどうなるのだろうか??
不安もたくさんありますが、とて
も楽しみです!
ホンジャマカ コメント
石塚英彦:
私の子供の頃のスターは三波伸介さんでした。
「てんぷくトリオ」のコントはもちろん、NHK『お笑いオンステージ』での東京の喜劇人とのお芝居や減点パパは学校の勉強よりもためになりました。
大人になり、伊東四朗さんが発表された『俺の三波伸介』を読んで、さらに三波伸介さんが、大好きになりました。
喜劇人としての凄さ、リーダーとしての貫禄、人としての優しさ。
その、三波伸介さんを『演じる』ことができて、とても光栄です。失礼のないように、精一杯やらせていただきます!
恵俊彰:
最初にお話を伺った時、正直、これが本当の「びっくりしたなぁ もう~」だと思いました。
「てんぷく」という言葉を初めて意識したのは小学校の高学年の頃に観ていた『てんぷく笑劇場』です。
僕が今年で50歳ですから、約40年前のことになりますが毎週日曜日19:20から始まる『お笑いオンステージ』のワンコーナー「♪ごぞんじ てんぷく笑劇場 どんなさわぎがおこりますやら おたのしみ」と女性のコーラスで始まる『てんぷく笑劇場』を本当に毎週楽しみにしていました。
楽しいお芝居ではなく「コント」というカテゴリーを意識したのも『てんぷく笑劇場』かもしれません。
とにかく、夢のようです。当日、石塚と恵と田中で、どんなさわぎがおこりますやら・・・。お楽しみに。