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2014年4月24日
■映画「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」松尾スズキ監督・脚本
松田龍平、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行出演。松尾スズキ監督・脚本。
映画「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」が2015年春に公開されます。
映画「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」は、いがらしみきおの漫画「かむろば村へ」を原作とした作品。
物語の主人公は、銀行に勤めていながら、金アレルギーとなってしまった高見武晴。
仕事を辞め、東北地方の寒村・かむろば村へやってきた高見武晴は、お金を一銭も使わずに生きることを目指します。
想像を超える濃い村人たちの中で、高見武晴は一銭も金を使わずに生きていけるのか...というスラップスティックコメディ。
漫画は小学館「ビッグコミック」に2007年から2008年に連載。コミックは全4巻が発売されています。
キャストは、主人公・高見武晴役を松田龍平。
松田龍平は、映画「恋の門」に続く松尾スズキ監督作への出演。10年ぶりのタッグとなります。
隠された過去を持つ異常に世話焼きな村長役に阿部サダヲ、村長の美しい妻役に松たか子。
自ら神様を名乗り、皆からそう慕われている老人役に西田敏行。
その他、二階堂ふみの出演が発表されています。
※2014/6/7追記:
全キャストが発表されました。
松田龍平、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行の他、
スーパーあまので働くいそ子役に片桐はいり、温泉旅館の女将奈津役に中村優子、
かむろば村・助役に村杉蝉之介、その妻に伊勢志摩、
旅館の板前勝男役にオクイシュージ、田植えを教えるみょんつぁん役にモロ師岡、隣接する町の議員・青砥に皆川猿時、
その他、田中仁人、宍戸美和公、近藤公園、荒川良々、松尾スズキが出演。
映画「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」は、2015年春、全国公開。
※追記:2015年4月4日全国ロードショー。
※追記:メイン画像が公開されました。
(C) 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会
●映画「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」
公開:2015/4/4
配給:キノフィルムズ
企画製作:キノフィルムズ/グリオ
制作:シネグリーオ
監督・脚本:松尾スズキ
原作:いがらしみきお「かむろば村へ」(小学館 ビッグコミックススペシャル刊)
出演:松田龍平/阿部サダヲ/松たか子 /二階堂ふみ/片桐はいり/中村優子/
村杉蝉之介/伊勢志摩/オクイシュージ/モロ師岡/田中仁人/宍戸美和公/近藤公園/荒川良々/皆川猿時/松尾スズキ/西田敏行
チケット:[2/19ゆうばり国際ファンタスティック映画祭][2/20舞台挨拶付プレミアム上映 札幌シネマフロンティア][2/25舞台挨拶付プレミアム上映 ミッドランドスクエアシネマ][2/26舞台挨拶付プレミアム上映 ユナイテッド・シネマ新潟][3/2舞台挨拶付プレミアム上映 ポレポレいわき][3/3舞台挨拶付プレミアム上映 イオンシネマ福島][3/3舞台挨拶付プレミアム上映 フォーラム福島][3/4舞台挨拶付プレミアム上映 MOVIX仙台][オフィシャルサイト]
Blu-ray:9/18発売:ジヌよさらば ~かむろば村へ~ [Blu-ray]
DVD:9/18発売:ジヌよさらば ~かむろば村へ~ [DVD]
あらすじ
銀行マンとしての資質がなかったのか、深刻な<お金恐怖症>に陥ったタケ(松田龍平)は過疎化が進む小さな村"かむろば村"へ逃げるようにやってきた。
財産は100万円で手に入れた空き家だけ。
ガスも水道も携帯電話も要らない!現金は使わない!と宣言したものの、暖房の無いボロ家で暮らし始めた初日に風邪をひく始末。
農業を始める気なら田舎暮らしこそ現金や携帯電話が必要なのに、と村人たちにあきれられる毎日だ。
田舎暮らしを甘くみていたタケだが面倒見のいい村長・与三郎(阿部サダヲ)が経営する村唯一のスーパーで雇ってもらうことになりバイト代は食糧の現物支給で。
田んぼや畑の仕事を村人たちに教えてもらいつつ、なんとか物々交換と自給自足生活になじみ始めたある日、怪しい男(松尾スズキ)が村に現れ......。
松尾スズキ監督 コメント
一銭も金をつかわず生きるという極端なテーマは、過去に発表されたにも関わらず、経済的に混迷する現在にピッタリだと思いました。
龍平と「あまちゃん」で共演したり最近の仕事を見るに「のってるな!」と思い、10年前のコネの使いどころはここだとねじこんでみました。
阿部は自分が育てた俳優なのに、いつもスケジュールで捕まらず、やっと映像で仕事ができると喜んでいます。
松さんは、『東京タワー』に出ていただき、その透明感に魅了されていました。
二階堂さんとはドラマの時に知り合い「面白い子だなー」と思っていたらめきめきと頭角を現して来て、今が旬だと狙い撃ちしました。
西田さんは昔から尊敬する俳優で、まさか受けてくださるとは、逆におっかなびっくりです。
今回は地方に行ったきりの撮影でまさに逃げ場がない。
腹をくくって映画監督に徹するよう、自分に催眠術をかけているところです。
松田龍平(主人公:高見武晴)コメント
「恋の門」に続いて松尾スズキ監督の作品に出演出来ることを心より嬉しく思います。
今回僕が演じる役はお金恐怖症の銀行員です。
この現代社会でお金を使わずに生きていけるのか、という題材も楽しみです
原作 いがらしみきお コメント
私の作品でははじめての実写映画が、こんなに豪華なスタッフとキャストで実現されるとは信じられない思いです。
原作の「なにも売らない なにも買わない ただ生きて行く」というテーマが、敬愛する松尾スズキさんの手によって、どう変化し、化学反応するのかとても楽しみです。
きっとこれからの日本の行く末の影と光を示してくれるものになるでしょう。
この映画の完成を見るまでは死ねないな、と思いました。
(C) 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会
※2014/6/7追記:
6月4日都内にて映画の撮影がクランクアップを迎えました。
最後花束を監督から贈呈された松田龍平は、
「メインロケ地の福島でアップしたかったなぁという気持ちもありますが、楽しかったです。
『恋の門』以来、10年振りの松尾組でしたが、撮影が終わって、今振り返ってみると、
10年前よりも客観的な視点を持って現場にいれたかな、という気がしています。」と自身の成長も手ごたえとして掴んだ様子。
撮影中は「台本に書かれていない事が、演出として次々と松尾さんから出てくるので、どのシーンも刺激的で楽しく、それゆえ不安もありました。」と語り、
「頑なにお金を使わない武晴を、周りの一風変わった人たちが、なんとかして助けようとする、いい話になっているのではないかと思います。
僕自身、仕上がりが楽しみです。」とクランクアップに際しての想いを締めくくりました。
また、かむろば村の村長与三郎を演じた阿部サダヲは
「撮影は朝早い日が多かったのですが、時間の流れが良くて、とてもいい過ごし方が出来ました。
松尾さんとは、長編映画で組むのは初めてでしたが、映画でも舞台でも演出の仕方は変わらないので、安心して挑めました。
あと、松尾さんが元気そうなので良かったです。」
与三郎の妻亜希子を演じた松たか子は
「撮影は町のあらゆるところを活用させて頂けて、集中して出来たので、とても幸運だったと思います。
柳津の町に溶け込ませて頂いて、馴染ませて頂けたのが良かったです。
松尾監督らしいアクセントのある演出や要望に、求めて下さることが嬉しくもあり、毎日『今日はどんなことを言われるのかな?』とワクワクドキドキしていました。」と充実した撮影期間について語りました。
クランクアップ直後、松尾監督は
「すごく濃いメンツに集まってもらい、今までにない演技をしてもらいました。完成を楽しみに待っていてください。」と、自信を覗かせました。