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2014年3月 6日
■映画「私の男」浅野忠信・二階堂ふみ
熊切和嘉監督。浅野忠信、二階堂ふみ、高良健吾、藤竜也出演。
桜庭一樹「私の男」が映画化され、6月14日に公開されます。
「私の男」は、2006年9月より別冊文藝春秋に連載された桜庭一樹の小説。
書籍は単行本・文庫が累計40万部を越えるベストセラーで、第138回(2007年)直木賞を受賞しています。
10歳で孤児となった少女・花は、遠縁にあたる淳悟に引き取られます。
孤独だったふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていました。
そして冬のオホーツク海、純白の流氷の上で起きた殺人事件。
暗い北の海から逃げるように出て行く父娘は互いに深い喪失と、ふたりだけの濃厚な秘密を抱えていたのでした...
理屈を超えた禁断の愛のかたちを描いた物語。
映画は物語の重要な背景となる流氷を待って、2013年1月20日に北海道でクランクイン。
冬編として、2月2日まで紋別、ウトロで冬のシーンを撮影。
その後、4月11日から春編として春のシーンや東京での撮影を5月まで行ったということです。
キャストは、主演の腐野淳悟役に浅野忠信。
天災の後、孤児となり遠縁の淳悟に引き取られる花役を二階堂ふみ。
淳悟と花の親戚・大塩役を藤竜也。
その他、冬編には警察官・田岡役でモロ師岡、淳悟の彼女・小町役で河井青葉、花の同級生・暁役で太賀、彰子役で相楽樹。
春編では、尾崎美郎役で高良健吾が出演する他、三浦誠己、安藤玉恵、三浦貴大が出演。
映画「私の男」は、2014年6月14日新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
●「私の男」
公開:2014/6/14
配給:日活
監督:熊切和嘉
脚本:宇治田隆史
原作:桜庭一樹「私の男」(文春文庫刊)
出演:浅野忠信/二階堂ふみ/高良健吾/藤竜也/
モロ師岡/河井青葉/太賀/相楽樹/三浦誠己/安藤玉恵/三浦貴大
チケット:[初日舞台挨拶 池袋HUMAXシネマズ][初日舞台挨拶 新宿ピカデリー][初日舞台挨拶 TOHOシネマズ川崎]
DVD:2015/2/3発売:私の男 [DVD]
Blu-ray:2015/2/3発売:私の男 [Blu-ray]
※追記:
6月19日から開催された第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門へ映画「私の男」が正式出品され、最優秀作品賞(Golden George)と最優秀男優賞("Silver George"for the best actor)を受賞しました。
審査員長のグレブ・パンフィロフ監督は「複雑で解決できない問題を抱える男と女の愛について、挑発的に、かつ素晴らしい才能を発揮し描ききった監督を評価した。
難しい主題を扱っているが、監督は俳優たちと素晴らしい作品を作り上げた。
控えめさと力強さ、一人の男が堕ちていく様子を 非常にうまく表現していた。」と論評。
最優秀男優賞を受賞した浅野忠信は「控えめさと力強さ、一人の男が堕ちていく様子を非常にうまく表現していた。」と評されています。
監督:熊切和嘉監督(39)コメント
『私の男』は企画段階から完成に至るまで、様々なトラブルに見舞われた映画でした。
それが、モスクワ国際映画祭でグランプリ&主演男優賞だなんて、神様もいたんだなあと!
最高です!映画監督になって15年になりますが、 結果的に『私の男』が今までで一番、「やりたい放題」やらせていただいた映画でした。
映画を志していた少年時代に抱いていた想いが、確信に変わりました。
これからは、より気合いを込めて「やりたい放題」やっていこうと思います。
スタッフ、キャストはじめ、この映画に関わった全ての人に感謝致します!本当にありがとうございました。
主演:浅野忠信(40)コメント
とても嬉しいです!この作品に対しての意気込みや思い入れは、誰にも負けないものでしたし、役作りに関しても、与えられた時間を活かし見えてくるものが大きかったため、力が入ってました。
正直思い入れが強すぎて、焦ってしまったり、熱くなりすぎてしまうことがありました。
まさかこんな形で報われるとは思っていなかったので、今は素直に皆さんに感謝しております。
自分はまともでない時もありますが、自分の好きなことに対しての情熱を強く信じております。
ですからどうかこれからも見続けていただけると嬉しいです。
主演:二階堂ふみ(19)コメント
熊切監督おめでとうございます。浅野さんおめでとうございます。映画『私の男』おめでとうございます。
モスクワの地でこの作品が評価された事を幸せに思います。
この作品に関われたことを誇りに思います。