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2014年2月25日

■映画「スイートプールサイド」松居大悟監督・脚本

須賀健太、刈谷友衣子出演。押見修造「スイートプールサイド」が、松居大悟監督・脚本で映画化。6月14日に公開されます。

「スイートプールサイド」は、2004年に週刊ヤングマガジンで連載され、2011年に別冊少年マガジンに再掲載。同年単行本が上梓された押見修造の漫画。
男子なのに毛が生えないことに悩む水泳部員の太田年彦と、逆に毛深いことを悩む水泳部員の女子・後藤綾子を描いた物語。

この「スイートプールサイド」が実写映画化。6月に公開されます。
キャストは、毛が生えないことに悩む高校1年生・太田年彦役に須賀健太。毛深いことを悩む女子・後藤綾子役を刈谷友衣子。
その他、松田翔太、谷村美月、木下隆行、利重剛、落合モトキ、荒井萌、太賀、井之脇海が出演。
監督・脚本は劇団ゴジゲン主宰で、映画「自分の事ばかりで情けなくなるよ」「男子高校生の日常」などの松居大悟。

映画「スイートプールサイド」は、2014年6月14日(土)全国ロードショー。

映画「スイートプールサイド」フライヤー 映画「スイートプールサイド」画像 
(C)2014松竹株式会社


映画「スイートプールサイド」
公開:2014/6/14
配給:松竹メディア事業部
監督・脚本:松居大悟
原作:押見修造「スイートプールサイド」(講談社刊)
音楽:HAKASE-SUN
主題歌:モーモールルギャバン「LoVe SHouT!」
出演:須賀健太/刈谷友衣子/松田翔太/谷村美月/木下隆行/利重剛/落合モトキ/荒井萌/太賀/井之脇海
DVD:11/5発売:スイートプールサイド [DVD]


※追記:
4月26日「ニコニコ超会議3」に初出展した松竹×松竹芸能ブースにてトークイベントが開催されました。
登壇者は、原作者の押見修造、松居大悟監督、高倉先生役のTKO木下隆行、スクール水着女子2名。
映画「スイートプールサイド」トークイベント画像1 映画「スイートプールサイド」トークイベント画像2
元々原作ファンだったという松居監督は「毛のことなど、思春期の頃の悩みは、その当時は世界の終わりだなという位、自分にとっては壮絶な問題だった。
小さな問題かもしれないけど、戦争とか大きな問題を描くよりも、そういうテーマを描く方が救われるなと思ったんです。
人によってはすごく切実で、大きな問題だったりする」と本作を映画化した理由を語りました。
その横で、押見先生がうなずきながら「まさに最初から最後まで"切実"に尽きる」と本作を観た感想を言い表しました。

主人公の担任教師・高倉先生役として出演している木下隆行は、自身の役について
「こういう、いじられる先生おるな」と語り「現場は本当に学校のような空気で楽しかった」と撮影を振り返りました。

そもそも「なぜ"毛"に着目したのか」という話題に原作者の押見は、
「毛って、恥ずかしさがつきまとっているんですよね。性的なものとも言い切れない、髪の毛みたいに体に必要なものでもある。
けれども人に言いたくないものみたいな、うまく内面とつながってるものだと思う」と誕生秘話を明かしました。

本作の主人公のような毛のコンプレックスは共感するところも多いようで、
松居が「天然パーマが嫌だった。ストレートパーマをかけてもあまり効果がなくて、戻そうと思ってアフロにしたらさらに酷くなった」と明かすと、
木下は「20代後半から毛が薄くなりまして、それが嫌で一時ずっと帽子をかぶっていました。
それを見たよゐこの有野さんに"帽子とったほうがおもろいで"と言われて、"そうだ俺、おもろい仕事してんねんや"と思って坊主にしたんです」と告白。
さらに「相方の木本は小5であそこの毛がボーボーで、小6の修学旅行で風呂に入るときに恥ずかしくて全部剃ったらしいんです。そしたら自分以外みんな生えてたって」と、相方のエピソードも暴露。

毛についての話題は尽きず、木下は本作でいちばん印象に残っているのが「毛を食べるシーン」で、しかも「好きな子の髪の毛を食べたことがある」と衝撃告白。
「だから、このシーンめっちゃ共感できたんです!(毛を食べる)経験がない人も、この延長上に自分がおるなってわかります。必見です!」とアピールしました。

今回のトークテーマでもあった公式サイトの押見コメント「この映画からは"アレ"があふれ出していると思います」の"アレ"に言及されると、
「思春期とか、コンプレックスとか名前をつけると、それ以外の部分がこぼれ落ちてしまうと思うんですよね。
僕はこんなコンプレックスがありますと話しても、本当はそこにいろんなものがくっついているじゃないですか。
コンプレックスと言えない変なディテールとか、微妙なニュアンスとか、
その部分に名前をつけないまま呼ぶとしたら"アレ"なんです!」と押見の至言で一同納得。

最後には「あまり先入観を持たずに観ていただくと、とんでもないところに連れて行ってくれる映画だと思います。
ものすごくドキドキしていたたまれなくなって、途中で目を閉じたくなるんですが、見終わると名前のつけられない変な感情がわき上がってきて、すごい経験ができると思います!」と押見。
「見終わったあと黙ったまま、昔を思い出してたばこを2本吸いました。懐かしく切なく、楽しい映画です」と木下。
「観たあと、こういう感じでおもしろかったとか言語化する必要はないし、それぞれ感じるものは違うと思う。
きっと生まれてくるものは"アレ"で、何かを感じていただけると思うので、ぜひ観に来てください」と松居。
3人それぞれ映画の見どころをきちんとPRし、イベントは大盛況のうちに締めくくられました。

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「映画「スイートプールサイド」松居大悟監督・脚本」奥付

  • Posted : 2014年2月25日 20:01
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