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2013年12月22日
■映画「幻肢」島田荘司作品初の映画化
谷村美月、吉木遼、遠藤雄弥、佐野史郎出演。島田荘司原作。
主役のネーミングライツなどを支援特典として、クラウドファンディングが行われています。
映画「幻肢」は、1981年『占星術殺人事件』でデビュー。
以後、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』などの御手洗潔シリーズ、『寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁』などの吉敷竹史シリーズで知られる、本格ミステリー小説の巨匠・島田荘司初の映画化作品。
幻肢とは、事故や手術で手足を失っても、それが依然存在していると当人に確信される現象のこと。
映画「幻肢」は、脳が生み出すドラマを題材にした脳科学ミステリー。
キャストは、男子学生役に新人の吉木遼、女子学生役に谷村美月、友人・亀井健役に遠藤雄弥、大学教授・宮沢役に佐野史郎。
監督・脚本は藤井道人。
また、同作は不特定多数の方から資金提供を募るクラウドファンディングが採用され、現在支援が公募されています。
支援特典して、谷村美月と吉木遼が演じる主人公の名前を決定できるネーミングライツなどが用意されています。
支援はGREEN FUNDING Labより。締切は2014年2月18日。
映画「幻肢」は、2014年2月に完成し、同年中に公開予定。
●映画「幻肢」
公開:2014/9/27
制作プロダクション:クロスメディア
監督・脚本:藤井道人
原作:島田荘司
出演:吉木遼/谷村美月/宮川一朗太/遠藤雄弥/佐野史郎
[支援宛先サイト GREEN FUNDING Lab]
DVD:2015/4/3発売:幻肢 [DVD]
あらすじ
都内の医大に通う青年が、付き合っている同級生の女性とドライブ中に事故を起こしてしまい、重症を負う。
青年は、意識は戻ったが恋人と事故の記憶が全くなくなっていた。
記憶障害と診断され入院生活が続く。恋人のことを思い出せない苦しさと、事故のことを思い出せない恐怖が次第に精神を蝕んでいく。
日増しに精神状態が悪くなる彼に同級生がある提案をする。「TMS治療を受けてみないか?」
TMS治療とは鬱の治療にも用いられている「経頭蓋磁気刺激法」と呼ばれる治療法であり、青年が研究課題として選んでいた精神科の先進治療であった。
TMS治療で脳にある刺激を与えることで、失った記憶を呼び戻すという仮説は彼が授業で発表していたものだった。
TMS治療を受けた彼に奇妙なことが起きる。写真で見た彼女が目の前に立っているのだ。だが彼女は、言葉も発せずただ彼のそばに寄り添っているだけ。
青年はTMS治療を続けていくうちに彼女の記憶を取り戻していき、彼女と会話が出来るようになる。
そして事故の記憶を取り戻し始め、ついに全てを思い出す。彼がみている彼女は幻なのか。
記憶が戻ったとき衝撃の真実が明かされる。