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2013年11月19日

■「ストリッパー物語」WOWOWで放送

つかこうへい作、三浦大輔演出、リリー・フランキー出演。「ストリッパー物語」が11月23日にWOWOWで放送されます。

「ストリッパー物語」は、つかこうへいが1970年代から何度も上演してきた代表的作品。
その名作を1975年生まれの演出家・三浦大輔(劇団ポツドール主宰)が再構成。リリー・フランキー主演で、7月より上演されました。
リリー・フランキーが演じるのは、ベテランストリッパー明美(渡辺真起子)のヒモであるシゲ。
明美が率いるストリップ一座を中心に、3人のストリッパーとそのヒモたちの愛憎と悲哀が描かれます。

三浦大輔は同作について「僕が新しい言葉を付け加えたということは一切なく、セリフは全てつかさんの書いたものです。『ストリッパー物語』の戯曲、小説、シナリオ、そのいろんなバージョンからセリフを選んで組み合わせていきました。
つか作品の中でもこの物語を選んだのは、基本、一筋縄ではいかない人間しか出てこないから。人間の汚いところを描ききった後で何が見えてくれるかというテーマが、おこがましいですけど、僕の作品に通じるものがあると思いました」とコメント。

また、三浦大輔が制作サイドに強くリクエストしたのは、主人公のシゲをリリーに演じてもらうということだったそうです。
「シゲは女性から見れば最低のヒモ男。そのリアリティを、おそらくつかさんは役者の演技と熱気で押し切っていたんでしょうけど、僕はリリーさんの人間性で見せたいと思った。
リリーさんのもつ人間的魅力をよく知っていたので、演技とか技術を超えた部分で、15分間もある長セリフを語ってほしいと思ったんです。それを見ることが僕の楽しみであり、モチベーションにもなりました」

リリー・フランキーは、シゲという役柄と自分を照らしあわせ、
「まぁ、僕自身も母親から始まってずっと女の人に迷惑をかけて生きてきているという意味ではヒモ体質なのかもしれない。
でも、『シゲは普段のお前のまんまじゃないか』と言われると、納得いかないんです。僕はあんなに下品になれる才能もかわいげもない(笑)。
逆に、プロのヒモをやるには相当の才能が必要だと思います。女性のお尻を拭いてあげるぐらい従順で、少々かわいげもないとね」とコメント。

また、三浦大輔の演出については「この舞台を引き受けたのは、三浦大輔という才能ある人がどういうふうに作品を作っていくのか、そばでじっくり見たかったから。
そして、やっぱり良いものを作るにはひとつのやり方しかないんだなと教えてもらいましたね。
三浦くんは実に細かく、つかさんの脚本を再構成して、針に糸を通すようにして舞台を作っていった。
つかさん自身の『ストリッパー物語』を見たことある人は『今回の舞台は100%ちがうものだ』って言うんだけど、人間のどろどろした部分を、新しい世代の人が演出することに意味があるわけだから。
三浦くんのやったことは、ヒップホップにおけるミクスチャーじゃないかな」と述べています。

「舞台『ストリッパー物語』つかこうへい×三浦大輔×リリー・フランキー」は、11月23日23時よりWOWOWライブで放送。(R15+指定相当)
2013年7月24日東京芸術劇場 シアターイースト公演の模様を収録。

「ストリッパー物語」舞台写真 リリー・フランキー画像 三浦大輔画像 
(C)引地信彦


▼11/23 23:00〜1:40 WOWOWライブ
ストリッパー物語
上演:2013/7/10〜7/28 東京芸術劇場(東京)
   2013/7/31 えずこホール(宮城)
   2013/8/3~8/4 北九州芸術劇場(福岡)
   2013/8/10〜8/11 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(滋賀)
構成・演出:三浦大輔
作:つかこうへい
出演:リリー・フランキー/渡辺真起子/渋川清彦/安藤聖/古澤裕介/新田めぐみ/米村亮太朗/門脇麦/でんでん

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「「ストリッパー物語」WOWOWで放送」奥付

  • Posted : 2013年11月19日 18:32
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