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2013年9月 9日
■第70回ベネチア国際映画祭
第70回ヴェネチア国際映画祭の授賞式が行われ、最高賞の金獅子賞はジャンフランコ・ロッシ監督「Sacro Gra」が受賞しました。
世界3大映画祭のひとつに数えられる第70回ベネチア国際映画祭(70th Venice Film Festival)は、8月28日から9月7日にイタリア北部のベネチアで開催。
7日夜には授賞式が催され、コンペティション部門の結果が発表されました。
最高賞「金獅子賞」(Golden Lion)は、イタリア・ジャンフランコ・ロッシ(Gianfranco Rosi)監督のドキュメンタリ「Sacro Gra」。
監督賞となる銀獅子賞(Silver lion)は、アレクサンドロス・アブラナス(Alexandros Avranas)監督「Miss Violence」。
俳優賞となるコッパ・ヴォルピ、男優賞は「MIss Violence」のテミス・パヌ(Themis Panou)、
女優賞は、舞台演出家エマ・ダンテ(Emma Dante)の映画デビュー作「Via Castellana Bandiera」のベテラン舞台俳優エレナ・コッタ(Elena Cotta)が受賞しています。
コンペティション部門の審査員長はベルナルド・ベルトルッチ(Bernardo Bertolucci)。また坂本龍一も審査委員を務めています。
日本からは、コンペティション部門に宮崎駿監督「風立ちぬ」が出品されていましたが、残念ながら受賞はなりませんでした。
宮崎駿監督作が同映画祭コンペ部門に出品されるのは「崖の上のポニョ」「ハウルの動く城」に続き3作目。
また、オリゾンティ部門に園子温監督作「地獄でなぜ悪い」も出品され、8月29日にsala Grandeで行われた公式上映には園子温監督、國村隼、長谷川博己、二階堂ふみ、神楽坂恵が参加しています。
▼第70回ベネチア国際映画祭 コンペティション部門
金獅子賞:「Sacro Gra」(イタリア/フランス)ジャンフランコ・ロッシ監督
銀獅子賞:アレクサンドロス・アブラナス監督「Miss Violence」(ギリシャ)
審査員賞:「Stray Dogs」(台湾/フランス)ツァイ・ミンリャン監督
男優賞:テミス・パヌ「Miss Violence」(ギリシャ)
女優賞:エレナ・コッタ「Via Castellana Bandiera」(イタリア/スイス/フランス)
新人賞:タイ・シェリダン「Joe」(アメリカ)
脚本賞:スティーヴ・クーガン/ジェフ・ポープ「あなたを抱きしめる日まで」(Philomena)(イギリス)
審査員特別賞:「Die Frau des Polizisten」(ドイツ)フィリップ・グレーニング監督