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2013年9月24日

■第65回エミー賞「恋するリベラーチェ」が最多11部門で受賞

15日、アメリカ・テレビ界最大の賞と言われる第65回プライムタイム・エミー賞(Primetime Emmy Awards)授賞式が行われました。
司会はトニー賞の司会でもお馴染みのニール・パトリック・ハリス。

連続ドラマ部門の作品賞は、がんが発覚した高校の化学教師が、家族に財産を残すため麻薬密造に手を染める物語「ブレイキング・バッド」(Breaking Bad)が受賞。
同作からは、アンナ・ガン(Anna Gunn)が助演女優賞も受賞しています。
ドラマは、現在アメリカでシーズン5が放送中。

また、インターネット配信のみで公開されたデヴィッド・フィンチャー(David Fincher)監督のドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(House of Cards)は、
作品賞、ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)の主演男優賞、ロビン・ライト(Robin Wright)の主演女優賞など9部門でノミネートされるという快挙を成し遂げ、主要部門では演出賞を受賞しています。
「ハウス・オブ・カード」は、10月5日23時よりNOTTV、10月9日23時よりイマジカBSで放送。

コメディ部門では、「モダン・ファミリー」(Modern Family)が4年連続で作品賞を受賞。
同作からは、ゲイル・マンキューソ(Gail Mancuso)が演出賞も受賞しています。

ミニシリーズ・TV映画部門は、派手な衣装とステージパフォーマンスで一世を風靡したピアニスト・リベラーチェの晩年を描いた「恋するリベラーチェ」(Behind The Candelabra)が最多11部門を制覇。
主要部門では、作品賞、スティーヴン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)監督が演出賞を受賞した他、
マイケル・ダグラス(Michael Douglas)とマット・デイモン(Matt Damon)が揃って主演男優賞にノミネートされ、見事マイケル・ダグラスが受賞しています。
また、9月15日に発表された制作部門を中心としたクリエイティブ・アート・エミー賞では、特殊メイクを担当した日本人スタッフの矢田弘が特殊メイク賞を受賞するなど8部門を受賞。
映画「恋するリベラーチェ」は、東京国際映画祭にて特別招待作品として上映。11月1日より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。


▼第65回プライムタイム・エミー賞(ドラマ部門)
作品賞:「ブレイキング・バッド」
演出賞:デヴィッド・フィンチャー「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
脚本賞:ヘンリー・ブロメル「HOMELAND」
主演男優賞:ジェフ・ダニエルズ「ニュースルーム」
主演女優賞:クレア・デインズ「HOMELAND」
助演男優賞:ボビー・カナヴェイル「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」
助演女優賞:アンナ・ガン「ブレイキング・バッド」

▼第65回プライムタイム・エミー賞(コメディ部門)
作品賞:「モダン・ファミリー」
演出賞:ゲイル・マンキューソ「モダン・ファミリー」
脚本賞:ティナ・フェイ&トレイシー・ウィグフィールド「30 ROCK/サーティー・ロック」
主演男優賞:ジム・パーソンズ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」
主演女優賞:ジュリア・ルイス・ドレイファス「Veep」
助演男優賞:トニー・ヘイル「Veep」
助演女優賞:メリット・ウェヴァー「ナース・ジャッキー」

▼第65回プライムタイム・エミー賞(ミニシリーズ・TV映画部門)
作品賞:「恋するリベラーチェ」
演出賞:スティーヴン・ソダーバーグ「恋するリベラーチェ」
脚本賞:アビ・モーガン「The Hour」
主演男優賞:マイケル・ダグラス 「恋するリベラーチェ」
主演女優賞:ローラ・リニー「The Big C: Hereafter」
助演男優賞:ジェームズ・クロムウェル「アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟」
助演女優賞:エレン・バースティン「Political Animals」

映画「恋するリベラーチェ」画像
(c)2013 Home Box Office Inc. All Rights Reserved

映画「恋するリベラーチェ」
公開:2013/11/1
原題:Behind the Candelabra
配給:東北新社/アメリカ映画
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
出演:マイケル・ダグラス/マット・デイモン/ダン・エイクロイド/スコット・バクラ/ロブ・ロウ/トム・パパ/ポール・ライザー/デビー・レイノルズ
チケット:[][オフィシャルサイト]

あらすじ
派手な衣装に身を包み、観客を魅了する巧みな話術と類まれなピアノの演奏で"ミスターショウマンシップ"の愛称で知られるリベラ―チェ(マイケル・ダグラス)。
そんな彼の元を見知らぬハンサムな青年スコット・ソーソン(マット・デイモン)が訪れる。
年齢も住む世界も異なる2人は、たちまちお互いの魅力に取りつかれ、5年間に及ぶ秘められた恋愛関係がスタートする。
リベラーチェにとってスコットは心の支えであり、逆にスコットにとっては、自分を夢のような生活をさせてくれるだけでなく、生まれてからずっと求めていた親代わりでもあった。
リベラーチェはスコットを想うあまり、美容整形とダイエット薬で彼に合わせて若々しいルックスに変えてしまうほどだった。
彼らの関係はただの肉体関係から、心のつながりへと徐々に変化していった。
だが、永遠に続くと思われた二人の関係は、スコットの薬物依存や、マンネリ化した生活から、次第にほころび始めてしまう。

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「第65回エミー賞「恋するリベラーチェ」が最多11部門で受賞」奥付

  • Posted : 2013年9月24日 17:11
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