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2013年7月27日
■第21回読売演劇大賞中間選考
男優賞は市川海老蔵、渋谷天外、平幹二朗、水野龍司、森山未來。女優賞は朝海ひかる、明日海りお、高泉淳子、満島ひかり、渡辺えり。
読売新聞社主催の第21回読売演劇大賞中間選考会が行われ、2013年上半期(1月〜6月)の各候補が決まりました。
良質の舞台作品、及び演劇人を表彰する読売演劇大賞。
毎年、上半期におけるベスト5が7月頃に選出され、中間選考会報告として発表。
続いて年が明けた1月頃に年間を通じた選考会が開催され、各部門5名ずつの優秀賞が決定。
そして2月頃に最終選考会が開催され、各部門の最優秀賞と杉村春子賞、グランプリが決定します。
第21回読売演劇大賞中間選考は、2013年1月から6月に国内で上演された演劇作品が対象で、各部門ベスト5が読売新聞7月25日の朝刊に発表されました。
選考会では、まず歌舞伎座が再開場した歌舞伎が議論の中心となり、作品賞ではまず坂東玉三郎と尾上菊之助による「京鹿子娘二人道成寺」。続いて中村吉右衛門の「熊谷陣屋」が選出。
作品賞に選ばれた「100万回生きたねこ」からは森山未來、満島ひかりがそれぞれ男優賞・女優賞にも選ばれた他、
風琴工房「国語の時間」、三谷幸喜作・演出「ホロヴィッツとの対話」が作品賞に選ばれました。
その他、各部門のベスト5は以下のとおり。
また、僅差でベスト5を逃した方々として、男優賞で野田秀樹。女優賞で占部房子、戸田恵子。
演出家賞で鵜山仁、蜷川幸雄、三谷幸喜、前川知大。スタッフ賞で斎藤ネコ(音楽)、松井るみ(美術)が挙げられています。
なお、記事の見出しは「新顔続々 若手に勢い」で、結びも「初のベスト5入りを果たした新生が多く、若い世代の勢いを感じさせる選考会になった」と締められています。
なお今回から、新たに中井美穂が選考委員に加わっています。
▼第21回読売演劇大賞中間選考
作品賞
「100万回生きたねこ」(ホリプロ、1月)
「ホロヴィッツとの対話」(パルコ、2~3月)
「国語の時間」(風琴工房、2月)
「熊谷陣屋」(松竹、4月)
「京鹿子娘二人道成寺」(松竹、5月)
男優賞
市川海老蔵(「夏祭浪花鑑」「助六由縁江戸桜」)
渋谷天外(「おやじの女」)
平幹二朗(「テイキングサイド」「鹿鳴館」)
水野龍司(「汚れた手」)
森山未來(「100万回生きたねこ」)
女優賞
朝海ひかる(「天翔ける風に」)
明日海りお(「ベルサイユのばら−オスカルとアンドレ編−」)
高泉淳子(「ホロヴィッツとの対話」)
満島ひかり(「100万回生きたねこ」「いやむしろわすれて草」)
渡辺えり(「根っこ」)
演出家賞
小川絵梨子(「ピローマン」「帰郷」)
丹野郁弓(「夏・南方のローマンス」)
原田諒(「南太平洋」)
インバル・ピント/アブシャロム・ポラック(「100万回生きたねこ」)
森新太郎(「汚れた手」)
スタッフ賞
有村淳(「ロックオペラ モーツァルト」の衣裳)
伊藤雅子(「汚れた手」の美術)
マット・キンリー(「レ・ミゼラブル」の美術)
杉山至(「国語の時間」の美術)
西野淳(「スウィーニー・トッド」の指揮)
選考委員
青井陽治/河合祥一郎/七字英輔/中井美穂/萩尾瞳/前田清実/みなもとごろう/矢野誠一/渡辺保