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2013年4月18日
■ノンフィクションW『六百年の「今」を舞う~狂言師・野村萬斎』
3月末の野村萬斎ニューヨーク公演を追ったドキュメンタリーが5月31日にWOWOWで放送されます。
六百年の歴史を持つ伝統芸能「狂言」の魅力を現代に伝えるため、様々な試みに挑戦している狂言師・野村萬斎。
映画『のぼうの城』で独特の存在感を示し、世田谷パブリックシアターの芸術監督として舞台演出を行なうなど、幅広い領域で活躍していますが、
すべては狂言の魅力を「今」に伝えるというひとつの道に通じていると言います。
狂言は室町時代に生まれた伝統芸能で現代に伝わったものですが、
観客を楽しませるためには、相当な工夫・努力が必要だと野村萬斎は考えます。
伝統であることに安住し、「今」の新鮮な空気を吸収しなければ、単なる博物館の展示物になってしまう。
そんな危機感を持つ野村萬斎は、様々な活動から得た現代の観客と共有できる感覚を、伝統芸能である狂言作品に注ぎ込みます。
3月末に、野村萬斎は初のアメリカ公演を行いました。
これは、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(JAPAN SOCIETY)が野村萬斎の公演「Meet Mansai」を主催したもので、
3月23日と24日にPart1としてジャパン・ソサエティー劇場で「マクベス」、
28日と29日にはPart2として、グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)ロタンダ(Rotunda)で「三番叟:野村萬斎×杉本博司」が上演されました。
番組では、このグッゲンハイム美術館での「三番叟」公演を追い、六百年の今を舞う野村萬斎に迫ります。
『ノンフィクションW 六百年の「今」を舞う~狂言師・野村萬斎』は、5月31日22時からWOWOWプライムで放送。