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2013年3月27日
■「With -つながる演劇-」ウェールズ・韓国・ドイツの作家の新作を上演
新国立劇場が、ウェールズ・韓国・ドイツの作家・演出家と組んだ、新作3作品連続上演シリーズ企画「With ーつながる演劇ー」を4月から行います。
4月の第1弾は、ウェールズ編「効率学のススメ」(The Opportunity of Efficiency)。
2009年11月に設立されたばかりの国立劇場ナショナル・シアター・ウェールズ(National Theatre Wales)の初代芸術監督であるジョン・E・マグラー(John E McGrath)が演出。
同劇場のこけら落とし公演「グッド・ナイト・アウト・イン・ザ・ヴァレー(a good night out in the valleys)」を手掛けた
ウェールズ出身の劇作家アラン・ハリス(Alan Harris)による書き下ろし新作で、
製薬会社の研究室を舞台に、企業人・社会人にとって生きることの意義、人生の本質や豊かさをテーマに描いた作品。
キャストは、豊原功補、宮本裕子、田島優成、渋谷はるか、田島令子、中嶋しゅう。
With ーつながる演劇・ウェールズ編ー「効率学のススメ」は、4月9日から28日に新国立劇場小劇場で上演。
チケットはA席5,250円、B席3,150円(税込)で発売中。
5月の第2弾は、韓国編「アジア温泉」。
2008年「焼肉ドラゴン」で高い評価を獲得した鄭義信による書き下ろし新作で、
演出は日韓ワールドカップ開会式の演出も務めた韓国国立劇団の芸術監督ソン・ジンチェク。
舞台は日韓の俳優が共演する形となり、日本からは勝村政信、成河、千葉哲也、梅沢昌代などが出演。
物語は、鄭義信が新宿梁山泊に最後に書いた「青き美しきアジア」がベースになっているそうで、
突然温泉が湧いた架空の牧歌的な島を舞台に、観光のために島を買おうとする人々と、昔からの土地を守ろうとする人々との物語。
With ーつながる演劇・韓国編ー「アジア温泉」は、5月10日から26日に新国立劇場中劇場で上演。
チケットはS席7,350円、A席5,250円、B席3,150円(税込)で発売中。
6月の第3弾「つく、きえる」は、ドイツで最も多作な作家として知られるローラント・シンメルプフェニヒ(Roland Schimmelpfennig)が書き下ろす新作。
2008年、「シリーズ・同時代【海外編】」の一環として新国立劇場で上演された「昔の女」で初来日した際、自ら歩き回って感じた「東京」「日本」。
そして2011年3月以降の外から見える「日本」を通して、「いまこの瞬間から、私たちはどう生きていくのか」を独自の視点と手法で刺激的に描いた作品。
シンメルプフェニヒの新作が、ドイツ語圏以外の国で初演されるのは今作が初めて。
なおシンメルプフェニヒの作品は、日本では「前と後」「アラビアの夜/昔の女」が書籍として発売されています(翻訳:大塚直)。
キャストは、中村蒼、谷村美月、田中美里、大石継太、松尾諭、津村知与支、枝元萌、河合杏南。
2006年10月「田園に死す」で、同劇場で初舞台を踏んだ中村蒼は、およそ7年ぶりにデビューした場所に帰ってくる形となります。
翻訳は大塚直。演出は宮田慶子。
With ーつながる演劇・ドイツ編ー「つく、きえる AN UND AUS」は、6月4日から23日に新国立劇場小劇場で上演。
チケットはA席5,250円、B席3,150円(税込)で4月20日発売。
●With ーつながる演劇・ウェールズ編ー「効率学のススメ」
日程:2013/4/9〜4/28 新国立劇場(東京)
演出:ジョン・E・マグラー
原作:アラン・ハリス
翻訳:長島確
出演:豊原功補/宮本裕子/田島優成/渋谷はるか/田島令子/中嶋しゅう
チケット:[東京]
●With ーつながる演劇・韓国編ー「アジア温泉」
日程:2013/5/10〜5/26 新国立劇場(東京)
2013/6 ソウル公演予定
演出:ソン・ジンチェク
原作:鄭義信
出演:勝村政信/成河/千葉哲也/梅沢昌代/酒向芳/森下能幸/谷川昭一朗/山中崇/ちすん/江部北斗/朴勝哲/ほか韓国俳優
チケット:[東京]
●With ーつながる演劇・ドイツ編ー「つく、きえる」
日程:2013/6/4〜6/23 新国立劇場小劇場(東京)
演出:宮田慶子
脚本:ローラント・シンメルプフェニヒ
翻訳:大塚直
出演:中村蒼/谷村美月/田中美里/大石継太/松尾諭/津村知与支/枝元萌/河合杏南
チケット:[東京]