広告
2013年2月 2日
■2012年の映画興行収入
2012年の映画概況、作品興行ランキングが日本映画製作者連盟より発表されました。
映画全体の観客動員は1億5,516万人で対前年比107.2%、興行収入は1,952億円で前年比107.27%と、
東日本大震災などの影響で大きく落ち込んだ2011年を上回りました。
ちなみに過去最高を記録した2010年は、観客動員が1億7,436万人、興行収入が2,207億円でした。
公開本数は邦画554本(前年441本)、洋画429本(前年358本)の合計983本(前年799本)と大幅に増加。
洋画・邦画の興行収入における構成比は、邦画が1,282億円(構成比65.7%・前年比128.8%)、
洋画が670億円(構成比34.3%・前年比82.1%)と、洋画の落ち込みがさらに顕著になっています。
スクリーン数は3,290スクリーンで、前年の3,339から減少。
2011年に18年ぶりに減少に転じたスクリーン数は、去年も僅かながら減少を続ける結果となっています。
また興収ランキングを配給会社で見てみると、邦画では「 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」以外は邦画ベスト10を東宝が独占。
相変わらず独占状態が続いています。
一方、TSUTAYAが発表したDVDレンタルの年間概要に拠ると、2012年のレンタル枚数は7億5,540万枚と過去最高を記録。
内訳を見ると、邦画や韓国ドラマのレンタルが対前年比100%前後にとどまる中、
洋画のレンタル枚数が1億2,962枚と対前年比107%と伸長し、全体の成長を支える要因となっています。
またレンタルのベスト10を見てもうち8作を洋画が占めており、興行収入とDVDレンタルでは大きな差異が生じていることが窺えます。
▼2012年興行収入ランキング・邦画
1.BRAVE HEARTS 海猿 73.3
2.テルマエ・ロマエ 59.8
3.踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 59.7
4.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 53.0
5.おおかみこどもの雨と雪 42.2
6.映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマルアドベンチャー~ 36.2
7.劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ キュレムvs聖剣士ケルディオ 36.1
8.ALWAYS 三丁目の夕日'64 34.4
9.劇場版 名探偵コナン 11人目のストライカー 32.9
10.映画 怪物くん 31.3
11.るろうに剣心 30.1
12.のぼうの城 28.4
13.僕等がいた 前篇 25.2
14.劇場版SPEC~天~ 23.9
14.あなたへ 23.9
16.悪の教典 23.4
17.ヘルタースケルター 21.5
18.ライアーゲーム -再生- 21.0
19.映画 けいおん! 19.0
20.映画 ホタルノヒカリ 18.8
▼2012年興行収入ランキング・洋画
1.ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 53.8
2.バイオハザードV リトリビューション 38.1
3.アベンジャーズ 36.1
4.アメイジング・スパイダーマン 31.6
5.メン・イン・ブラック3 31.3
6.ダーク・シャドウ 21.6
7.マダガスカル3 20.5
8.ダークナイト ライジング 19.7
9.シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム 19.5
10.TIME/タイム 18.2
※タイトルの後の数字は興行収入(単位:億円)
▼2012年TSUTAYA DVDレンタル・ランキング
1.ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
2.モテキ
3.ステキな金縛り
4.ワイルド・スピード MEGA MAX
5.猿の惑星:創世記(ジェネシス)
6.TIME/タイム
7.リアル・スティール
8.三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
9.メン・イン・ブラック3
10.シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム