演劇ニュース

「ドリームジャンボ宝ぶね～決してお咎め下さいますな～」は、シェイクスピア「夏の夜の夢」を日本人のために翻案した物語。
「夏の夜の夢」は、アテネ近郊の森に足を踏み入れた貴族や職人、そして森に住む妖精たちによる大騒動を描いた傑作喜劇。
中でも、いたずら好きの妖精・パックによって魔法の惚れ薬を塗られたことにより始まる4人の恋人たちの痴話げんかの場面は有名です。

そんな「夏の夜の夢」を大胆にカスタマイズした「ドリームジャンボ宝ぶね」では、妖精パックは妖怪・座敷わらしに。
そして、座敷わらしによって魔法の惚れ薬を塗られたのは、伊藤博文、井上馨、後藤象二郎、板垣退助などの歴史上の偉人達。
「ドリームジャンボ宝ぶね～決してお咎め下さいますな～」は、
歌あり、芝居あり、コントあり、ライブありと、ジャンル分けができない、新ジャンルエンターテイメント。

キャストは、伊藤博文役を少年隊の植草克秀、篤姫役を元・宝塚トップスターの紫吹淳、
後藤磯子役をお笑い芸人の鳥居みゆき、雪女役を元・劇団四季の久野綾希子、座敷わらし役を左とん平、
後藤象二郎役を矢崎広、山内容堂役を木ノ本嶺浩、ぬらりひょん役を滝口幸広、
大久保利通役を辻本祐樹、板垣退助役を林剛史、近藤勇役を長谷川純。
作中では、植草克秀の歌とダンスも披露されるとのこと。

舞台「ドリームジャンボ宝ぶね～決してお咎め下さいますな～」は、
2013年1月6日から13日に東京・青山劇場、1月26日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。
チケットは全席指定、東京公演がS席9,000円、A席6,000円で12月1日発売。
大阪公演がS席9,000円(プレゼント付)、A席4,000円(税込)で12月8日発売。

●「ドリームジャンボ宝ぶね～決してお咎め下さいますな～」
日程：2013/1/6～1/13　青山劇場(東京)
　　　2013/1/26　梅田芸術劇場(大阪)
企画・製作：る・ひまわり
演出：板垣恭一
脚本：穴吹一朗
出演：植草克秀/矢崎広/木ノ本嶺浩/滝口幸広/辻本祐樹/林剛史/鳥居みゆき/長谷川純/久野綾希子/紫吹淳/左とん平/
　　　中村龍介/小林且弥/前川紘毅/今奈良孝行/磯貝龍虎/輝馬/小林健一/佐藤貴史/岩崎大/
　　　松田凌/二瓶拓也/中山優貴/鳶野恭平/倉本発/鶴町憲/池田貴宏/赤木伸輔/
チケット：[東京][大阪]

1部芝居あらすじ
時は江戸幕府が終わり、年号が「明治」となった頃。社交場である鹿鳴館にかつて勤王の志士と呼ばれた人達が集っていた。
いよいよ日本で初めての「総理大臣」が誕生する日。
その第一候補が長州藩出身の「伊藤博文」その人であったのだが、突然、伊藤は総理大臣になるのを辞退した。
総理のイスを狙う大久保利通や、我が藩主のため、と権力を狙う後藤象二郎。
様々な思惑が交差する中、彼らはある事件をきっかけに、とある山に迷い込む。
その山では離婚調停中のぬらりひょんと妻の雪女を筆頭に、百鬼夜行の妖怪たちがうじゃうじゃ。
さらに、そこに歌う神様や踊る新撰組までやって来る！！山の中で、大混乱のお祭り騒ぎの夜が始まる！！
ウィリアム・シェイクスピアの「夏の夜の夢」を日本人が日本人のための物語にスペシャルカスタマイズした「日本の夜明け前の夢」。
果たして、日本最初の総理大臣のイスは一体誰の手に！？

2部レビューショー
■ももいろクローバーＺ 『行くぜっ！怪盗少女』(鳥居みゆき、木ノ本嶺浩、滝口幸広、小林且也、岩崎大)
■レディ・ガガ『バッドロマンス』(歌・紫吹淳、ダンス・長谷川純、辻本祐樹、磯貝龍虎、輝馬、二瓶拓哉、大山真志)
■井上陽水『少年時代』(歌・久野綾希子、少年たち・左とん平、小林健一、佐藤貴史、池田貴宏)
■松田聖子『瑠璃色の地球』(林剛史、前川紘毅、今奈良孝行、松田凌、中山優貴、鳶野恭平、倉本発、鶴町憲、赤木伸輔)
■少年隊『仮面舞踏会』(矢崎広、長谷川純、中村龍介、他)
■どりじゃんオールスターズ『どりじゃん組曲』（振付・植草克秀　歌・全キャスト）

日替わりゲスト
1月6日　間宮祥太朗
1月7日　加藤啓
1月8日　平方元基
1月9日　羊(大堀こういち×小林顕作)

1月10日　うしろシティ

1月11日　岸田敏志
1月12日　大和田獏
1月13日　えなりかずき

※追記：
12月29日、tvk(テレビ神奈川)で「どりじゃん密着58時間〜稽古場を追う〜」が放送されます。
番組では、舞台の稽古場密着、キャストインタビュー、DA2-DANZIN[ダッタンジン]PV撮影潜入などを放送。
ナレーションは木ノ本嶺浩、中村龍介。
「どりじゃん密着58時間〜稽古場を追う〜」は、12月29日14時から14時30分にtvkで放送。

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※2012/12/11追記：
　
公演オリジナル蒙流（もうりゅう）ユニット「DA2-DANZIN」（ダッタンジン）が、
12月9日にオリジナル曲「ダッシュ＆キック」のPV撮影を行いました。
「DA2-DANZIN」は、シェイクスピア「夏の夜の夢」で妖精パックが魔法の惚れ薬を取りに行く際、
「ダッタン人の矢よりも速く」というセリフにも登場する事で有名な、モンゴル系の遊牧騎馬民族「ダッタン人」の中でも、
王（ハーン）に仕えるケシク（皇帝の側臣で、王の親衛隊）たちによって結成されたという設定の本公演オリジナルユニットです。
参加メンバーは矢崎広、林剛史、辻本祐樹、二瓶拓也、滝口幸広。

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※2012/12/23追記：
12月22日に、公開稽古・囲み取材が行われました。
　　

植草：「『PLAY ZONE』以来5年ぶりの青山劇場で、ホームに帰る感じでとっても楽しみです。
"初座長"とは言ってますけど、キャスト皆が"座長"だと思ってやらせていただいてます。
今回の舞台は、様々なジャンルの方々が集まっているので、色々と勉強になっています。
実は、鳥居さんて至って常識人なんです。
（笑）とにかく、今は、来年に向けてこの作品をやるぞ！という意気込みでいっぱいです。
こんなメンバー（笑）ですが、いやこんな素敵なメンバーで、お正月らしく華々しい感じで楽しくやっていきます。
ぜひ初笑いしに来て下さい！皆でいい1年のスタートを切りましょう！」

左：「（若手俳優が大勢出演しているので）僕も若者に教わってますよ。
ムードメーカーの鳥居くんの存在で稽古場が明るくなったり暗くなったりしてます（笑）
朝早くから夜遅くまで皆で稽古をするのが楽しいです」

紫吹：「ムードメーカーの鳥居さんがいるのでとても楽しいです。
キャストに同じ女子が少ないので私たちのことも見てほしいです。
（タイトルにかけて「宝くじが当たったら」の問いに対して）未来の結婚資金にします。
来年結婚する予感がするので。予定ではなく予感ですけどね（笑）」

久野：「ほとんど初めて共演する方たちで、パワー全開な皆さんについていこうとは思うのですが、思わず口をあけて眺めちゃいます。
雪女の役なので懲らしめてやろうとするんだけど、（鳥居さんが）なかなか凍らないよね。」

鳥居：「（共演者について）紫吹さんとは仲良しです！左さんはいつも台本を読んでいるかと思いきや寝てます！
（タイトルにかけて「宝くじが当たったら」の問いに対して）杉並区を買い占めます！杉並区が大好きなので、買って私が住みます！（笑）」

長谷川：「僕も『PLAY ZONE』以来の青山劇場で、舞台では初めて少年隊ではない植草さんとの共演になるので、
普段はアイドルとして歌って踊られてますけど、今回はお芝居も殺陣もあるのでより楽しみです！キレキレに仕上がってますからね。」

矢崎：「（大先輩に囲まれて緊張の面持ちで）最初、若手陣は皆凄く緊張していたんですけど、大先輩方が話しかけてくださるので、すごく勉強になる現場ですね」
（これに対して鳥居さんから「用意してきたコメントでしょ！」とツッコミが入った）

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※2013/1/7追記：
1月5日に公開舞台稽古・囲み取材が行われました。
　　　

Q：植草さん。座長としての責任は感じていますか？
植草：みんなが責任を持ってやっているので、あとは任せっぱなしです。
鳥居：とん平さん、さっきセリフ忘れてたよね
左：まるで僕がボケてるみたいじゃないか！今回は座敷わらしの役ですが、本当は子どもの役を僕がやるからおもしろいと思います。
植草：遠くで見てる分には良いけど，近くでみると笑っちゃいます。ずるいでしょ！

Q：今回の見所は？
久野：今回は雪女の役で、出てくるたびにみんなにさむーいって言われるんですが、本当は熱い女を演じてます。衣装が紅白の小林幸子みたいです。
紫吹：今回篤姫役で、かなり長いドレスを着ているので、さばくのが大変です。
左：すごく似合ってるよね。りかのああいう格好好きだな。

Q：矢崎さんと鳥居さんはとの夫婦役ですが
矢崎：最初緊張したんですが、鳥居さんがひっぱってくれるので付いていっています。頼れる姉さん女房です。
鳥居：（矢崎は）全然タイプじゃないけど。好きなタイプは石原伸晃さんですね！夫婦役って聞いて、最初濡れ場もあるのかなーと思ってたけどなくて。

Q：楽しそうな稽古場ですね
植草：稽古はもう笑いっぱなしです。みんな好き勝手なこと喋ってますよ。
左：鳥居が真面目に芝居すると笑っちゃうよね。
鳥居：ちゃんとやってるよ！

Q：諸先輩方を見てどうですか？
長谷川：本当に楽しい現場ですね。ただただ植草さんに学ぶ毎日です。
植草：やめろよ。俺が真面目みたいじゃん（笑）適当にやらしてもらってます。

Q：でも座長じゃないですか。
植草：それを言われるといつも気が重いです。
紫吹：でもみんなにクリスマスプレゼントくれましたよね。
植草：みんな喜んでくれたらな、と思って。シャレでね。（と大テレ）

Q：とん平さんからみて植草さんの座長っぷりはどうですか？
左：いつも自然体で、決まって無いところがいいよね。

Q：アドリブが多そうですが・・・
植草：アドリブで「何だっけ」というのだけはなるべくやめようと（笑）
左：そんなやついるのかね。
鳥居：さっきのあなたですよ！

Q：どういうお芝居になるんでしょう？
植草：僕たちにもわかんないんですよ。何しろ本当に楽しい。出て行くだけで僕たちも楽しいんですよ。みんな好き勝手なことをやってるので、観てもらわないとわからない。
久野：福袋みたいに、開けてみないとわからない舞台ですね。
左：僕50何年間この仕事して来て、こんなになんだかわからない舞台は初めてですね。でも演出家がしっかりしているので、なんとかまとまっています。
植草：特に僕は23年間「PLAYZONE」をやって来た青山劇場に久々に帰って来られたっていうだけで嬉しいですね。

Q：座長として帰ってきた訳ですね。
植草：そうですね。だから何があっても僕の責任です。セリフがとぶのも、明日朝が来るのも、僕の責任です！心意気はみんな最高です。

Q：座長からみて鳥居さんの女優っぷりは？
植草：いたって真面目です。
鳥居：そうじゃないじゃん、かっちゃん！！
植草：いたって常識人だし、すごく真面目に、ここはどうしたらいいかっていうことを考えてますね。どこかで狙ってる部分はあると思いますけどね。本番では何かしらやってくれますよ。
鳥居：ハードル上がるのでやめて下さいよ！

Q：座長から一言
植草：みんな息のそろった楽しい舞台で、歌あり、踊りあり、コントありでお正月の雰囲気も味わいながら、最後はみんなが「よかったね」と言えるような舞台にしたいと思いますので、是非とも皆様観にきて下さい。

Q：キャスト退場時、鳥居のみ一人マスコミの前に残り...
鳥居：私はすごいドレスを着ます。ペニーオークションで落札したやつ！