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2012年9月 4日
■映画「わが母の記」
映画「わが母の記」Blu-ray&DVDが9月8日に発売。これを記念して樹木希林と山本太郎のトークライブが9月10日にニコニコ生放送にて放送されます。
映画「わが母の記」は、井上靖の自伝的小説を、
役所広司、樹木希林、宮崎あおい、南果歩、ミムラ、菊池亜希子、三浦貴大、三國連太郎の出演で描いた親子の絆の物語。
監督は『突入せよ!「あさま山荘」事件』『クライマーズ・ハイ』の原田眞人。
映画は第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞。
国内では興行収入13億円のヒットを記録しています。
映画「わが母の記」Blu-ray&DVDは、キングレコードより9月8日発売。Blu-rayが5,040円、DVDが3,990円(税込)。
特典映像として、劇場予告編、TVスポット、舞台挨拶、インタビューなどを収録。
そして、このBlu-ray&DVDの発売を記念して、主演の樹木希林と山本太郎のトークライブが、ニコニコ生放送にて行われます。
山本太郎は、樹木希林の指名によりゲストに迎えられたもので、
ニコニコ生放送でタブーなし、台本無しの予測不能なトークライブが繰り広げられます。
MCは元CBC中部日本放送アナウンサー、現NACK5アナウンサーの重松和世。
「わが母の記」ブルーレイ&DVD発売記念 ニコニコ生放送トークライブ
「ニコ生初登場 樹木希林×山本太郎の初生対談 タブーなしのガチトークLIVE」は、
9月10日18時から19時に、ニコニコ生放送にて放送。
●井上靖「わが母の記」(講談社文庫) |
●雑誌「シナリオ」脚本:原田眞人 |
●映画「わが母の記」
公開:2012/4/28
配給:松竹/日本映画
監督・脚本:原田眞人
原作:井上靖「わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜」(講談社刊)
出演:役所広司/樹木希林/宮崎あおい/南果歩/キムラ緑子/ミムラ/菊池亜希子/三浦貴大/真野恵里菜/赤間麻里子/三國連太郎
Blu-ray:9/8発売:わが母の記 [Blu-ray]
DVD:9/8発売:わが母の記 [DVD]
あらすじ
小説家の伊上洪作(役所広司)は、幼少期にひとりだけ両親と離れて育てられていた。
「僕だけが捨てられたようなものだ」軽い口調で話す伊上だが、本当はその想いをずっと引きずっていた。
そんな中、父(三國連太郎)の訃報が入る。
母・八重(樹木希林)は物忘れがひどくなってきており、夫との思い出すらほとんど失くしていた。
自分を捨てた母を許してはいないけれど、その記憶を失くされたらケンカにもならないー伊上をはじめ
八重を冗談のタネにする家族に対して、三女の琴子(宮崎あおい)は激怒する。
「みんなおばあちゃんの気持ちになってないから、おばあちゃんの心をこじらせてしまうのよ」。
八重は琴子の提案で、軽井沢の別荘で暮らすことになる。
やがて琴子はプロの写真家になり、運転手だった瀬川(三浦貴大)と付き合う。
八重は夜に徘徊するようになり、もう誰が誰かも分からなくなっていたが、家族は八重が元気なだけで満足だった。
ある朝、感情を抑えられなくなった伊上は、初めて母と対決しようと「息子さんを郷里に置き去りにしたんですよね」と問いつめる。
だが、八重の口からこぼれたのは、伊上が想像もしなかったある<想い>だった。こらえきれず、母の前で嗚咽する伊上。
母との確執を乗り越え、晴れ晴れとした気持ちで二女・紀子(菊池亜希子)を送るハワイ行きの船に乗りこむ伊上。
だが、伊上のもとに八重がいなくなったという知らせが届く――。
●ニコ生初登場 樹木希林×山本太郎の初生対談 タブーなしのガチトークLIVE
日程:2012/9/10 18:00〜19:00(予定)
出演:樹木希林/山本太郎
MC:重松和世(元CBC中部日本放送アナウンサー、現FM NACK5アナウンサー)
[ニコ生初登場 樹木希林×山本太郎の初生対談 タブーなしのガチトークLIVE - ニコニコ生放送]
樹木希林:山本さん元々はダンス甲子園でしたっけ?
その辺は娘が詳しいんですけど、私は『夜を賭けて』で共演して、韓国でお会いしたのがはじめでしょうか。
その時私がこんにちわって挨拶したんですが、あまり反応がなかったんです。
先日、東海テレビの報道番組のえん罪の再現ドラマで共演しまして、
一緒の場面はなかったんですけれど、久しぶりに会ったときに太郎さんは結婚していて、太郎さんみたいな生真面目な人生っていいなと思い、
そういう人にこの映画を見てもらって、どんな感じかなと聞きたかったんです。
山本太郎:韓国でお会いした時はものすごく緊張していたんです。
そして樹木さんの役も特殊だったので、入り込まれているのではないかと声をかけられなかったんです。
いまや犯罪者扱いされている僕をこういう場に引き出してくれるなんて光栄ですよ。希林さんとお話させていただけて最高です。
MC:山本さん作品をご覧になっていかがでしたか?
山本:本当にいい映画です。自然な芝居でその世界に引き込まれていくというか、うまい役者がたくさんそろっていて...。
僕にも母がいますし、それと重なって、久々に大泣きして、リフレッシュしました。
MC:本作は家族のお話ですが、お二人にとって家族とは?
樹木:山本さんよりも、もしかしたらぶっ飛んでいる家族かもしれません。
でも、家族だからというだけで絆というものは感じないし、家族でなくても絆を感じることはできると思いますね。
山本:樹木さんのご家族はポップだと思います。
うちも結構ハチャメチャで女で一つで子ども三人育ててくれた母親がファンキーですね。
学校の夏休みが終わっても家族で旅行をを続けているような(笑)。
樹木:最近結婚されたじゃない?どう思った??
山本:結婚という制度自体必要ないと思っていたんですけど、互いに特殊な家族環境や諸事情ありまして、籍を入れました。
樹木:私も結婚に対して紙切れ一枚と思っていたんですが、ちょっと違った。
結婚することによって、私は世の中と繋がったと思うし成長したと思う。同棲と結婚はやっぱり違ったと思います。
山本:結婚された時、旦那さんの反応はどうでした?
樹木:私が勝手に届けを出したんだから!入籍の事実を聞いた時も、何の反応も無かった。
元々頭になかったんじゃないかしら。
でも離婚のとき相手が勝手に届けを出したのには、今考えるとだんだん頭にきますね。
まぁどっちも勝手だけど(笑)。何度も結婚をする人は次の結婚で幸せになると思ったら大間違いなのよ(笑)。
※記者からの質疑応答
Q:樹木さんは先ほどのお話の中で、私の人生もっとぶっとんでるはずだったとおっしゃっていましたが、どのような点ですか?
樹木:元々「名もいらぬ」「金もいらぬ」「命もいらぬ」というような感じだったのですが、世の中を変えるほどでもなく、今は普通の人になっちゃった(笑)。もう70歳ですからね。
Q:震災から明日でちょうど一年半ですがいかがですか?
樹木:この映画は震災のちょうど前日に撮り終わったんです。
真っ先に原発反対運動される山本さんと同じ気持ちで飛び出していきたいくらいだったけれど、もう歳だったんで......。
山本:震災以後世の中的に言われている"絆"は表面的なことに使われすぎている気がします。家族になるくらいであれば、自然と絆がうまれてくると思います。
MC:それでは最後にメッセージをお願いします。
山本:私は出ていませんが、映画ファンの一人として、この映画はぜひ皆さんに見ていただきたいなと思います。
最近は、社会的に起きることが絶望的なことが多いですが、自分らでリフレッシュしたほうがいいと思うんですね。
それには一番何がいいかと言うと、心につかえているものを出したり、しゃべったりとか、涙を流すというのがすごく意味のあることでして、それには最高の1本だと思います。
樹木:映画の宣伝をしてもしなくても、買う人は買うし、買わない人は買わない(笑)。
でもね、松竹としては今年一番のヒット作品だそうなので、プロデューサーは満足しています。
このブルーレイ&DVDは、ちょっと外へ出ていかれない介護状態の方は、
どうぞおうちで見ていただいて、私と一緒ねえと思っていただければ、逆に頭がはっきりすると思います。