劇団四季「壁抜け男」公演中止　「王子とこじき」演目変更 | 演劇ニュース

■劇団四季「壁抜け男」公演中止　「王子とこじき」演目変更

劇団四季は、8月の大阪四季劇場「壁抜け男モンマルトル恋物語」公演の中止を発表。
また8月の自由劇場公演の演目を「王子とこじき」から「桃次郎の冒険」に変更することを発表しました。

ミュージカル「壁抜け男モンマルトル恋物語」(Le Passe-muraille)は、
突然、壁を抜ける力を得た真面目な男デュティユルを描いた物語。
フランスの作家マルセル・エイメ(Marcel Ayme)の小説を原作に、
ディディエ・ヴァン・コーヴェレール(Didier van Cauwelaert)の脚本、
ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)の音楽で舞台化した作品。

舞台は1997年にパリでプレミア。1999年には劇団四季が福岡四季劇場にて日本初演され、
以降も東京・名古屋・京都と断続的に公演が行われています。
2002年には、ジェレミー・サムズ(Jeremy Sams)の英語脚色、ジェイムズ・レパイン(James Lapine)演出で、
「Amour」(アモール)のタイトルでブロードウェイでも上演されています。

劇団四季は、このミュージカル「壁抜け男」を、8月19日から9月8日まで、大阪四季劇場にて上演予定でしたが、
「諸般の事情により」公演の中止を発表しました。チケットは6月23日に発売予定でした。
なお大阪四季劇場では、6月12日から8月12日までミュージカル「夢から醒めた夢」を上演。
秋からはミュージカル「ライオンキング」の公演が決まっています。

また劇団四季は、8月4日から9月2日に予定されている自由劇場公演の演目を
予定していたミュージカル「王子とこじき」から「桃次郎の冒険」に変更することも発表しました。
「王子とこじき」は、マーク・トウェイン(Mark Twain)が1881年に発表した児童文学を原作に、劇団四季が2006年に初演した作品。
一方「桃次郎の冒険」は、紙芝居の中の世界を舞台に、現代っ子・桃次郎が冒険する物語で、劇団四季が1973年に初演した作品。
劇団四季「桃次郎の冒険」は、8月4日から9月2日に自由劇場で上演。
チケットは大人5,800円、子供3,000円(税込)で7月1日発売。