京都四條南座「玉三郎"美"の世界展」 | 演劇ニュース

■京都四條南座「玉三郎"美"の世界展」

京都・南座が、5月からの2ヶ月間「1日中楽しめるミュージアム」に。
坂東玉三郎公演と共に「玉三郎"美"の世界展」が開催されます。

京都四條南座が、5月のゴールデンウイークからの2か月間、期間限定で「1日中楽しめるミュージアム」になります。
企画の軸となるのは坂東玉三郎の2か月にわたる舞台公演と同時開催となる「玉三郎"美"の世界展」。
南座内部がミュージアムに見立てられ、玉三郎秘蔵のアイテムが展示されます。

会場1階は、衣裳展示・秘蔵コレクション公開。
「女方の精髄」をテーマに、夕霧・揚巻など豪華舞台衣裳の展示や秘蔵コレクションが公開される他、
「休日の玉三郎」をテーマにしたブースでは、舞台とは違った玉三郎の世界が公開されます。
2階は「アマテラス」「楊貴妃」の衣裳が展示される「玉三郎展へようこそ」。
玉三郎の楽屋を再現したコーナーも設けられます。
3階は玉三郎が長年追究する「泉鏡花の世界」というテーマで、衣裳、舞台写真、ポスターなどが展示されます。
「玉三郎"美"の世界展」は、5月3日から6月24日に開催。入場料は1,000円。
数々の貴重な衣裳を収めた図録「玉三郎"美の世界展」(3,500円)も販売されます。

5月3日から8日には「南座舞台機構体験ツアー」を開催。
花道を歩いたり、廻り舞台を体感したり、奈落からせり上がるといった体験することができるもので、
参加は当日場内で受け付け。1日2回11時からと14時から開催。1回あたり20名まで、約15分。料金は500円。

公演・上映関連では、まず5月3日から史上初となる歌舞伎上演劇場でのシネマ歌舞伎上映が行われます。
上映作品は「京鹿子娘二人道成寺」「鷺娘」「日高川入相花王」を中心に、
過去のシネマ歌舞伎上映作を入れ替えで上映。
シネマ歌舞伎は、5月3日から8日に上映。チケットは作品により1,500円から2,000円(税込)で展示の観覧も可能。

12日からは、坂東玉三郎主演舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を上演。
同作は有吉佐和子原作で、関西地区での上演は実に20年ぶりのこと。
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、5月12日から27日に上演。
チケットは代金に「玉三郎"美"の世界展」の入場料が含まれ、
1等席13,000円、2等席7,000円、3等席4,000円、特別席15,000円(税込)で発売中。

続いて6月2日からは、「阿古屋」ほか坂東玉三郎特別公演を上演。
「阿古屋」の関西地区での上演は12年振りとなります。共演は片岡愛之助。
坂東玉三郎特別公演は、6月2日から24日に上演。
チケットは代金に「玉三郎"美"の世界展」の入場料が含まれ、
1等席15,000円、2等席A10,000円、2等席B8,000円、3等席5,000円、特別席16,000円(税込)で5月15日より発売。

●「玉三郎"美"の世界展」
日程：2012/5/3〜6/24 （5月9、10、11、30、31日、6月1日は休館）
時間：9:30〜19:00 （公演期間中は入場時間に制限有り）
料金：1,000円

●シネマ歌舞伎
5/03 12:00〜「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
5/03 15:30〜「鷺娘」「日高川入相花王」
5/03 17:30〜「京鹿子娘二人道成寺」
5/04 12:00〜「天守物語」
5/04 15:30〜「京鹿子娘二人道成寺」
5/04 17:30〜「鷺娘」「日高川入相花王」
5/05 12:00〜「海神別荘」
5/05 15:30〜「鷺娘」「日高川入相花王」
5/05 17:30〜「京鹿子娘二人道成寺」
5/06 12:00〜「刺青奇偶」
5/06 15:30〜「京鹿子娘二人道成寺」
5/06 17:30〜「鷺娘」「日高川入相花王」
5/07 12:00〜「天守物語」
5/07 15:30〜「鷺娘」「日高川入相花王」
5/07 17:30〜「京鹿子娘二人道成寺」
5/08 12:00〜「海神別荘」
5/08 15:30〜「京鹿子娘二人道成寺」
5/08 17:30〜「鷺娘」「日高川入相花王」