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2012年3月30日

■維新派〈彼〉と旅をする20世紀三部作 DVD

維新派の20世紀三部作完結を記念して、三部作すべてのDVD、及び3作品全てを収録したDVD-BOXが4月27日に発売。同時に過去の3作品も新価格で再発売されます。

主宰・脚本・演出をつとめる松本雄吉を中心に、関西を拠点として活動する維新派。
1970年の創設以来、一貫してオリジナル作品を上演。
とりわけ、野外に自らの手で巨大劇場を建設する手法は国内外から注目を集めており、
1991年、東京・汐留コンテナヤードでの巨大野外公演「少年街」より、独自のスタイル「ヂャンヂャン☆オペラ」を確立。
2000年以降は、ヨーロッパ、南米、オセアニアへのツアー、シンガポール公演など海外招聘も多数行っています。

維新派は、20世紀の歴史と地理を漂流した旅人であり、100年の歴史の目撃者である、身長4mの巨人〈彼〉を主人公に、
20世紀を検証する三部作「〈彼〉と旅をする20世紀三部作 」を2007年から2010年にかけて上演。
この三部作のDVDが、トランスフォーマーより一挙に発売されます。

「〈彼〉と旅をする20世紀三部作」DVDは、各巻5,250円(税込)、
3作に特典ディスクをプラスしたDVD-BOXは15,750円(税込)で、4月27日発売。
また、2007年に発売された「ナツノトビラ」「虹市」「青空」の各作品も、
4月27日に各巻4,725円(税込)という廉価版DVDとして再発売されます。


〈彼〉と旅をする20世紀三部作 DVD-BOX
DVD4枚組
Disc1「nostalgia」
Disc2「呼吸機械」
Disc3「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」
Disc4「特典映像」
・「nostalgia」劇中映像#1#2
・「呼吸機械」早稲田大学小野記念講堂で2008年に開催された、「維新派という現象」展で 上演されたオムニバス作品の演目のひとつ。
・20世紀三部作 予告映像
・「ヒトカタ」1977年熊野・大斎原、2007年奈良・平城京祉、2008年早稲田大・小野記念講堂で上演された演目「ヒトカタ」を、特別編集した映像。
DVD:4/27発売:<彼>と旅をする20世紀三部作DVD-BOX


維新派 〈彼〉と旅をする20世紀三部作 #1「nostalgia」
日程:2007/6/29〜7/11 大阪城ホール西倉庫内特設劇場(大阪)
   2007/11/2〜11/4 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
   2008/2/02〜2/03 京都芸術劇場(京都)
演出・脚本:松本雄吉
DVD:4/27発売:nostalgia [DVD]

★20世紀をめぐる壮大な叙事詩;<彼〉と旅をする20世紀三部作、第一部南米篇!
★主人公は身長4mの巨人の<彼>!
★大阪、埼玉、京都、パース(オーストラリア)、オークランド(ニュージーランド)と5都市を巡演した話題作。
政治、経済、社会、科学・・・あらゆる分野で劇的なまでの変化をみせ、人類が肥大化したとも捉えられる20世紀の歴史、地理を象徴するものとして、4mの巨人<彼>を登場させた。
<彼>は夢の島で目覚め、その後日本からブラジルへ移民し、南米縦断の旅をする。
≪STORY≫
1908年、ブラジルへの移民船、笠戸丸。日本人少年ノイチは、ポルトガル移民のアンと恋に落ちる。
カーニバルの夜に人を殺してしまったノイチは、アンと先住民のチキノをつれて、南米中を転々とすることとなる。
放浪の途中で散り散りになってしまったノイチたち。彼らは再び出会うことはできるのだろうか。


維新派 〈彼〉と旅をする20世紀三部作 #2「呼吸機械」
日程:2008/10/2〜10/13 さいかち浜野外特設劇場(びわ湖水上舞台)
DVD:4/27発売:呼吸機械 [DVD]

★〈彼〉と旅をする20世紀三部作第二部東欧篇!
★秋のびわ湖に浮かぶ幻想的な湖上の舞台。
★第8回朝日舞台芸術賞アーティスト賞、平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。
≪STORY≫
物語の舞台は第二次世界大戦中の東欧。
戦災孤児の少年カイ、アベル、イサク、そして少女オルガの4人は戦火の中をあてどなく彷徨います。
地雷を怖れ、野草を食み、時には盗みを働きながらひたすら彼らは歩き続けます。
そして彼らの前に現れるは旅芸人の一座...。そして、孤児たちは成長するにつれ、互いに銃口を向けはじめる。


維新派 〈彼〉と旅をする20世紀三部作 #3「台湾の、灰色の牛が背伸びをしたとき」
日程:2010/07/20〜8/1 犬島精錬所跡・野外特設劇場(岡山)
   2010/12/2〜12/5 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
演出・脚本:松本雄吉
DVD:4/27発売:台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき [DVD]

★〈彼〉と旅をする20世紀三部作のラストを飾る、第三部アジア篇。アジアを舞台にした島々の物語を映像化!
★全長100m超、丸太4000本を使った維新派史上最大の野外劇場!
★瀬戸内国際芸術祭2010、シンガポールアーツフェスティバル2011正式招待作品。
〈彼〉と旅をする20世紀三部作の最終章となったアジア篇は、維新派史上最大の野外劇場にて上演。
劇場や舞台セットだけではなく、客席へとつながるゆるやかな長い坂道のアプローチも作ることで、全長100m以上、丸太4000本を使った、造形的な野外劇場が、瀬戸内海の犬島に出現した。
『カンカラ』以来8年ぶりとなる犬島での公演は、島から島へ、島づたいに続いていく"海の道"を経て、アジアの多島海へ連なるイメージを作り上げた。
≪STORY≫
多くの島が広がるアジアの海、多島海。
その南の海から、島づたいに日本にたどり着く道を、「海の道」と呼びます。
それらの島々を舞台にして、日本から東南アジアへ渡った人々、アジアから日本へ渡ってきた人々にまつわる様々な逸話をもとに、「20世紀の海の道」を描きます。


維新派 光と影のモノクローム・デジャヴ「ナツノトビラ」
DVD:4/27発売:ナツノトビラ [DVD]

★身体と光と音を、細部にまで徹底してこだわった緻密なパフォーマンス!
★テーマは「夏」、「光と影」、「コミュニケーションとディスコミュニケーション」
★新価格で再発売!
初めて海外で初演を行った作品。メキシコの世界遺産の街・グアナファトで行われた中南米最大のフェスティバル、セルバンティーノフェスティバルにおいて初演され、その後、ブラジル・サントスのセスキ劇場へ巡演し、好評を博す。
翌年、大阪・梅田芸術劇場にて上演された際は、セット、脚本ともに大幅に改訂され、テーマとした「光と影」のより緻密な作品世界を表現した。収録は大阪公演。
≪STORY≫
主人公の少女aは、夏休みの間、マンションの自分の部屋で一日中テレビばかり見て過ごしている。
テレビを見ながらうたたねをしてしまった少女aの夢の中にも、テレビのスポーツ番組やドラマ、ニュースの画像が現われる。
やがて目覚めた少女aは、事故で亡くなった弟ワタルの墓参りに出かけるが、途中の道で、子どもたちの遊ぶおもちゃの不思議な影に驚かされる。
テレビ漬けの少女aにはそれが実像なのか虚像なのか区別できない。
そのとき、突然強い風が吹き、辺りの風景が一変し、そこに死んだはずの弟、ワタルが現われる...。
そしてふたりは夏の強い陽射しが作る濃い影の街を走るのだった。


維新派 ヂャンヂャン☆オペラ「青空」
演出:松本雄吉
脚本:大島真寿美/大田和司/松本雄吉
DVD:4/27発売:青空 [DVD]

★大戦直後の都市浮浪児たちが繰り広げる冒険活劇。
★焼跡オオサカが高層ビルの未来都市に変貌する、巨大な回転舞台は必見!
★新価格で再発売!
都会の廃墟を劇場に改造し、屋内に「青空」をつくりこんだ1994年初演の作品。
東京公演では法政大学の学館ホール、大阪公演では大阪都心の廃校になった小学校の体育館で行った。
回転舞台の焼跡オオサカがやがて高層ビルの未来都市に変貌する。
≪STORY≫
近未来の少年、ユタンポ、ゲッセカイ、ワッペンたちは夜毎、同じ夢を見続けている。
それは会ったこともない不思議な少年たちの夢。ある夜、ユタンポたちはその夢の世界にタイム・トリップする。
彼らがタイム・トリップしたのは第二次世界大戦直後の廃墟のオオサカだった。
夢の少年たちは焼け跡の大阪でたくましく生きる浮浪児だった。


維新派 ヂャンヂャン☆オペラ「虹市」
演出・脚本:松本雄吉
DVD:4/27発売:虹市 [DVD]

★大阪南港800m2の敷地に、高さ15mの劇場「虹市」が出現!
★2001年~2006年にかけての過去公演 ダイジェストも収録(約2 分)
★新価格で再発売!
日本各地を巡演し、その土地の空間や時間を吸収して作品を旅させながら、旅の最終地点・大阪南港で800m2の敷地に、高さ15mの機械群がそびえたつ劇場「虹市」を建設。
細胞分裂のように絶えず変化、流動する少年の街を作り出し、虹のイメージから、一瞬や永遠だけを抽出したイメージの連鎖。1992年初演。
≪STORY≫
機械たちは無人の廃墟の街で「金属サーカス」をする。
少年たちは水没した昭和の共同住宅を探検する。窃盗少女たちは、プラスチックやメタルの植物林に出かける。
増殖、風化を続け、過去と未来、記憶と幻想が共存した都市の中で、少年たちの祝祭が繰り広げられる。

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「維新派〈彼〉と旅をする20世紀三部作 DVD」奥付

  • Posted : 2012年3月30日 19:53
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