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2012年3月29日
■国立新美術館「セザンヌ-パリとプロバンス展」
国立新美術館で「セザンヌ-パリとプロバンス展」が開催。内覧会に陽月華が出席しました。
国立新美術館開館5周年「セザンヌ-パリとプロバンス展」は、
世界8ヶ国、約40館から集められた油彩、水彩、デッサンなど合計約90点、
全てポール・セザンヌ(Paul Cezanne)の作品を展示した展覧会。
監修にセザンヌ研究の第一人者ドニ・クターニュ氏を迎え、
セザンヌが行き来し画業を極めていった「バリとプロヴァンス」2つの場所の対比でとらえるユニークな視点の展覧会で、
セザンヌの個展としては、過去国内最大級の規模となっています。
27日には、元宝塚宙組娘役トップ陽月華(ひづき はな)が、内覧会に出席しました。
陽月華は絵画に関心が深く、もし宝塚音楽学校に受からなければ美術系の大学に進み、舞台美術になりたいと思っていたというほどのアート好きで、
2010年「オルセー美術館展2010~ポスト印象派」でも、ナビゲーターを務めています。
セザンヌの作品を鑑賞した陽月華は
「晩年のアトリエの一部を、実際に手身元に会ったオブジェとともに再現されていたり、
実際に使っていたパレットや絵画にも登場した瓶や陶器なども展示されていたり、
彼自身がアトリエから出てくるところを撮られた写真も展示されていることからセザンヌという人を感じられる展覧会だなぁと思いました。
イヤホンガイドとか、前もって(セザンヌという人物の)知識をもって観ると、ますます面白い」とコメント。
印象に残っているのは風景画で、特に『トロネの道とサント=ヴィクトワール山』(1896-98年ころの作品)。
遠くに見えてるはずのサント=ヴィクトワール山を大きく描き、手前の木を小さく描いた手法を、
「遠近法じゃなくて、自分が何が一番力強く見えるかだとか、自分がどう受け取っているかを大切にした風景の描き方に感銘を受けた」
また、人物画も「静物画のように描いたり、静物画も、いろいろな角度から見た物の形を1つのキャンバスの中に収めるなど、
『俺にはこう見えているんだ』という自己主張が強く一貫性を感じた」と感想を述べています。
展覧会「セザンヌ -パリとプロヴァンス」は、3月28日より6月11日まで、東京・国立新美術館にて公開。
チケットは、一般1,500円、大学生1,200円、高校生800円。中学生以下は無料。
●「セザンヌ -パリとプロヴァンス」
日程:2012/3/28〜6/11
時間:10:00〜18:00 (金曜日は20:00まで)(入館は閉館の30分前まで)
休館:毎週火曜日 (5月1日を除く)
会場:国立新美術館(東京)
主催:日本経済新聞社/国立新美術館
チケット:[ぴあ][e+][オフィシャルサイト]