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2012年1月 5日
■映画「劇場版テンペスト3D」
仲間由紀恵の主演で舞台・ドラマ化された池上永一「テンペスト」が、3D映画化。1月28日に公開されます。
池上永一の「テンペスト」は、日本、中国、欧米列強の狭間で揺れ動く19世紀の琉球王国を舞台に、
男として生きる運命を背負った女が繰り広げる波乱万丈の物語。
2011年2月には仲間由紀恵の出演で琉球ロマネスク「テンペスト」の題で舞台化。
2011年7月からは、同じく仲間由紀恵の主演、BS時代劇「テンペスト」のタイトルでNHKにてドラマ化。
そして沖縄返還から40周年を迎える2012年、角川映画初の3D映画として劇場公開されます。
19世紀の琉球王朝を舞台に、女を捨て男として生きる決意をし、名を孫寧温と改めた真鶴の、波瀾万丈の生涯を描いた物語で、
全10回・およそ8時間にわたって放送されたドラマを再構築した映画となっています。
主人公・孫寧温と真鶴を演じるのは、舞台・ドラマ版から引き続き仲間由紀恵。
真鶴にひそかに想いを寄せる薩摩藩士、浅倉雅博役に谷原章介、寧温の心優しき同志、喜舎場朝薫役に塚本高史、
強い霊力を持ち、寧温の正体を見破る聞得大君役に高岡早紀、寧温を利用しようと画策する清国の宦官、徐丁垓役にGACKT、
一族復興を悲願する真鶴の父、孫嗣志役を奥田瑛二。
監督・脚本も、ドラマ版を手掛けた吉村芳之と大森寿美男。主題歌も安室奈美恵の「Tempest」。
映画「劇場版テンペスト3D」は、2012年1月28日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。
1月14日(土)沖縄先行ロードショー。
●「劇場版テンペスト3D」
公開:2012/1/28
配給:角川映画/日本映画
監督:吉村芳之
脚本:大森寿美男
原作:池上永一
音楽:長岡成貢
主題歌:安室奈美恵「Tempest」
出演:仲間由紀恵/谷原章介/塚本高史/高岡早紀/GACKT/若村麻由美/高橋和也/小林幸子/かたせ梨乃/八千草薫/奥田瑛二
[オフィシャルサイト]
あらすじ
雷雲となって闇夜に舞い上がった無数の龍がガジュマルの樹を真っ二つに引き裂いた夜、孫嗣志(奥田瑛二)の家に不思議な力を宿した女の赤子が誕生した。
しかし孫家再興を悲願していた嗣志は、女児の誕生に肩を落とす。
名前すら与えられなかった女児はみずからを真鶴と名付け、父の知らぬ間に優れた学力を身につけていく。
月日が経ち、嗣志が官史登用を目指して養子として迎えた兄の孫嗣勇が家出をしたことで、真鶴は父の悲願を果たすために、女を捨て、清国生まれの宦官で孫家の養子、孫寧温(仲間由紀恵)として生きる決意をする。
そして見事、史上最年少で官吏登用試験を突破するのだった。
同じく難関といわれる登用試験を突破した喜舎場朝薫(塚本高史)と共に、寧温は評定所筆者として、当時、清国と薩摩藩からの二重支配にあった琉球王朝の困難を極める国政の舵取りを行い、瞬く間に頭角を現していく。
しかし国王、尚育王(高橋和也)の姉で強い霊力を持つ王族神の聞得大君(高岡早紀)によって、女であることを見破られ、窮地に立たされてしまう。
また、朝薫もみずからを宦官だと主張する寧温との間に男同士の友情とは別の感情を秘かに抱きはじめる。
さらに男として生きる決意をしたはずの寧温の心を大きく心を揺さぶる存在が現れる。
薩摩藩から琉球の在番を任じられた浅倉雅博(谷原章介)との出会いは、心の奥に封じ込めていた真鶴としての自分を目覚めさせていくのだった。
浅倉との交流を深めていくにつれ、寧温は自分の中の女性を否定することで生き抜いてきたはずが、真鶴として浅倉を想うことが寧温として戦う勇気を与えてくれることに気づくのだった。
一方、浅倉も寧温に対して、薩摩藩士の立場を超えた想いを募らせていく。
外交政策、教育、行政を一手に担う寧温の前に、さらなる強者が立ちはだかる。
清国から派遣された宦官の徐丁垓(GACKT)は、琉球王国乗っ取りを目論み、異常なまでの狡猾さと執拗さで寧温を追い詰め、遂には屈辱的な仕打ちを行う。
だが寧温の危機はこれだけでは終わらなかった。
ある日突然、寧温は前王朝の末裔として王位奪回を図るために王府の役人になった謀反者だ、と告発されてしまう。
必死の抗議もむなしく、寧温は流刑に処されてしまうのだった。
数年後、琉球王国にペリー率いるアメリカの大艦隊が来航する。
うろたえる朝薫ら王府の役人たちと浅倉の前に、何と流刑されたはずの寧温が現れる!
琉球王朝の行く末は? そして男として、女として、ひとりの人間として、琉球王国のためにただひたすらその身を捧げてきた真鶴/孫寧温の運命は?
■舞台:琉球ロマネスク「テンペスト」 | 演劇ニュース
■ドラマ:BS時代劇「テンペスト」 | 演劇ニュース
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