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2011年11月24日
■2011年ABU賞に「心の糸」「鳥を放つ日」
NHKドラマ「心の糸」、NHK-FMシアター「鳥を放つ日」が、2011年のABU賞を受賞しました。
ABUは、アジア太平洋地域の放送の発展のため、1964年に発足した放送機関の連合体。
ABUとはAsia-Pacific Broadcasting Unionのことで、日本語では「アジア太平洋放送連合」。
現在、アジア太平洋地域の独立国の放送機関約200が加盟しています。
このABUが、毎年年次総会に合わせて行っているのがABU賞。
テレビ7カテゴリ・ラジオ6カテゴリの各最優秀作品にABU賞が贈られています。
テレビ部門のドラマ・カテゴリでは、2010年11月27日にNHK総合で放送されたドラマスペシャル「心の糸」(Threads Of Our Hearts)が受賞。
このドラマは、耳の聞こえない母と、その一人息子を中心に描いた物語で、
松雪泰子が聾者の母、息子役を神木隆之介が演じている他、谷村美月・染谷将太・井坂俊哉・貴田みどり・石橋蓮司が出演。
演出は東山充裕、脚本は龍居由佳里。
また、ラジオ部門のドラマ・カテゴリもNHKのドラマ「鳥を放つ日」(A Day To Free The Lovebird)が受賞。
テレビ・ラジオの両部門のドラマ・カテゴリを、日本のNHK作品が受賞する結果となりました。
「鳥を放つ日」は、日本人の父とカンボジア人の母という国際結婚を15歳の息子からの視線で描いた物語で、
キャストは上村祐翔・板垣桃子・升毅・亀井有馬・セーラなど。
演出は江澤俊彦、脚本は大河内聡。ドラマは2010年10月9日に初回放送。
今春のNHK-FMシアター再放送シリーズの記事にドラマの詳細を記載しています。
その他日本の番組では、テレビのユース・カテゴリで南海放送「ザ・書道ガールズ!!」、
テレビのドキュメンタリ・カテゴリで名古屋テレビ「ヒバクコク~切り捨てられた残留放射線~」、
テレビのニュース・カテゴリで関西テレビ「左下半身まひの主婦 マラソン挑戦支えた家族」が受賞。
また、優れた報道を表彰するデニス・アンソニー記念賞2011(Dennis Anthony Memorial Award 2011)を、
NHKの地震と津波の報道が受賞しています。