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2011年10月15日

■映画「道〜白磁の人〜」

吉沢悠主演、市川亀治郎などが出演する映画「道〜白磁の人〜」が2012年初夏に公開されます。

「道〜白磁の人〜」は、浅川巧の人生を記した江宮隆之の小説「白磁の人」を映画化するもの。
浅川巧は1891年に山梨県生まれ。23歳の時に朝鮮半島に渡り、40歳で死を迎えるまで、
林業技手として山林の緑化復元に貢献し、白磁に代表される朝鮮工芸を伝え守り、民芸運動の祖である柳宗悦に多大な影響を与えました。
そして植民地時代の差別意識に影響を受けることなく、民族の壁を越えて朝鮮人と深い友情を育み、
私財を与えて貧しい子供達を学校に行かせました。
浅川巧の心は当時の朝鮮人に尊敬され、葬儀の際には追悼する朝鮮の人々が競って彼の棺を運びました。
彼のお墓は今もソウル市忘憂里(マンウリ)の共同墓地にあり、韓国の人々によって大切に守られ続けています。

映画のキャストは、主演である浅川巧役に舞台「オーデュボンの祈り」などの吉沢悠。
浅川巧の親友・李青林役には「華麗なる遺産」「朱蒙 チュモン」「トンイ」などのペ・スビン。
その他日本からは酒井若菜、石垣佑磨、塩谷瞬、黒川智花、近野成美、市川亀治郎、堀部圭亮、田中要次、大杉漣、手塚理美などが出演。
監督は高橋伴明、脚本は林民夫。

映画は7月29日にクランクイン、9月10日にクランクアップ。
KOFIC(韓国映画振興委員会)の支援を受ける初めての外国映画となり、
韓国でロケが行われたほか、VFX制作や編集・録音なども韓国CJ Powercastの制作協力のもと、すべて韓国で実施。
10月8日には釜山映画祭開催中のヘウンデ・グランドホテルで制作報告会見が行われました。
映画「道〜白磁の人〜」は、2012年初夏 新宿バルト9他にて全国ロードショー。韓国では2012年公開予定。

※追記:映画「道〜白磁の人〜」は、2012年6月9日(土)新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国ロードショー。

※追記:6月9日新宿バルト9で初日舞台挨拶が行われます。
登壇予定者は吉沢悠・高橋伴明。チケットは5月29日発売。

映画「道〜白磁の人〜」メイン画像 
(c)2012 「道~白磁の人~」フィルムパートナーズ


「道〜白磁の人〜」
公開:2012/6/9
配給:ティ・ジョイ
監督:高橋伴明
脚本:林民夫
原作:江宮隆之「白磁の人 (河出文庫)
出演:吉沢悠/ペ・スビン/酒井若菜/石垣佑磨/塩谷瞬/黒川智花/近野成美/チョン・ダヌ/チョン・スジ/市川亀治郎/堀部圭亮/田中要次/大杉漣/手塚理美
チケット:[初日舞台挨拶 新宿バルト9][オフィシャルサイト]
DVD:11/21発売:道―白磁の人― [DVD]

あらすじ
浅川巧の歩いた道をめぐる時間の旅。
1914年に朝鮮半島に渡り40歳の若さで亡くなった実在の日本人、浅川巧。
豪雨の中の葬儀では、追悼する朝鮮の人々が競ってその棺を担いだと伝えられる。
偏見や驕りに毒されることなく、私利私欲とは無縁に自らの道を歩んだ巧の人生は、その没後80年になる今を生きる私たちの心にも深く響く。
「道?白磁の人?」は観る人の心をボーダレスにする、智の冒険でもあるのだ。

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「映画「道〜白磁の人〜」」奥付

  • Posted : 2011年10月15日 17:48
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