演劇ニュース

「サワコの朝」は、MBS・TBS系全国ネットで、10月1日(土)から放送される対談番組。
阿川佐和子がゲストと1×1でトークを展開する内容で、
「音楽」を切り口に、ゲストの転機や成功をつかむ原動力を、阿川佐和子ならではの視点で聞き出していくもの。

10月1日、第1回放送のゲストは松本幸四郎。
阿川のために花束を持って現れた幸四郎は、
愛娘・松たか子についても語ってくれたということで、選んだ曲は松たか子との思い出の曲。
「娘は嫁に行かないものと思っていた」という父親が、ついに迎えた娘の結婚。
心中複雑な折、娘が手渡した一枚のCDにあふれくる涙を抑えることができず...といったエピソードも。

また、今やライフワークとも言えるミュージカル「ラ・マンチャの男」については、
27歳の時、英会話も出来ない状態で本場ブロードウェイに挑戦。
心身ともにボロボロになって舞台に立ったとき、役者としての大転換があったというお話や、
幸四郎にとっての歌舞伎とはどんな存在かといったこと、
また11月5日に幕を開ける「AMADEUS」についてもトークが繰り広げられます。

阿川佐和子は、「ラ・マンチャの男」を何回か観劇したことがあるほか、
1995年にも週刊誌で松本幸四郎と対談したことがあるそうで、今回は15、6年ぶりのインタビュー。
以前に比べると、少しふくよかになられたな、と感じたそうで、まろやかな魅力も感じたということです。

なお、阿川佐和子自身が選んだ思い出の曲は、
レックス・ハリソンとジュリー・アンドリュースによるブロードウェイ版「マイ・フェア・レディ」。
家にあったLP版を何度も聴いて意味もわからないままに曲を覚えてしまい、
小学6年のとき、初めて新宿の映画館でオードリー・ヘップバーンとレックス・ハリソンの映画版「マイ・フェア・レディ」を観て、
ようやく曲の意味がわかったという、ちょっと珍しい観方をしたため記憶に大きいとのこと。
それ以来、レックス・ハリソンなんておじさんが好きになり、"おじん好み"になり、
女優はオードリー・ヘップバーンだって思った程の影響を与えられたそうです。
曲で言うと「踊り明かそう」(I Could Have Danced All Night)を挙げています。

「サワコの朝」は、MBS・TBS系全国ネットで、10月1日より毎週土曜日あさ7時30分から8時に放送。
第2回のゲストは野村克也、第3回は木村多江、第4回は堺正章。