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2011年9月22日
■舞台「パレード」
映画化もされた吉田修一の「パレード」が、行定勲演出、蓬莱竜太脚本で2012年に上演されます。
「パレード」は、2002年に発表された吉田修一の小説。
都内のマンションでルームシェアをする若者たちを描いた物語で、小説は第15回山本周五郎賞を受賞。
2010年には行定勲の監督・脚本、藤原竜也・香里奈・貫地谷しほり・林遣都・小出恵介の出演で映画化。
第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞するなど評価を得ています。
この「パレード」が、行定勲の演出で舞台化、2012年1月より上演されます。
舞台版の脚本は劇団モダンスイマーズの蓬莱竜太。
キャストは山本裕典・竹内寿・福士誠治。
舞台「パレード」は、2012年1月16日から29日に東京・天王洲銀河劇場、
2月4日と5日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。
チケットは東京・大阪公演共に全席指定8,500円で10月29日発売。
※追記
舞台の模様がWOWOWで放送されることが決まりました。
舞台「パレード」は、2012年2月18日21時よりWOWOWライブで放送。
また、映画版「パレード」も2月13日16:30よりWOWOWシネマで放送。
●「パレード」
日程:2012/1/16〜1/29 天王洲銀河劇場(東京)
2012/2/04〜2/05 シアター・ドラマシティ(大阪)
主催:WOWOW/フジテレビ/銀河劇場
演出:行定勲
脚本:蓬莱竜太
原作:吉田修一「パレード (幻冬舎文庫)」
出演:山本裕典/本仮屋ユイカ/原田夏希/竹内寿/福士誠治
チケット:[東京][大阪]
あらすじ
都内の2LDKマンションでルームシェアをしている、年齢も職業も異なる4人の若者たち。
先輩の彼女に恋する大学3年生の良介(山本裕典)、若手人気俳優と自称熱愛中で無職の琴美(本仮屋ユイカ)、
イラストレーター兼雑貨屋店員の不思議女子未来(原田夏希)、映画会社勤務の几帳面な直輝(福士誠治)。
それぞれがそれぞれの何かを抱えながらも干渉せず、過ぎてゆく毎日。
そんな4人の部屋にある朝、サトル(竹内寿)が現れる。サトルは、
公園で男娼をしているところを酔った未来に声をかけられてついてきた男の子だった。
なんとなく一緒に住むことになったサトル。
折りしも近所で女性を狙った連続暴行事件が起こり始める一方、4人がそれぞれに抱えていた問題も露呈し始める。
流れるように過ぎていた4人の毎日が少しずつ変わり始める・・・・。
暴行事件の真犯人とは!?そして、その結末を知った5人の選択とは!!!
●映画「パレード」
公開:2010/2/20
配給:ショウゲート/日本映画
監督・脚本:行定勲
原作:吉田修一
出演:藤原竜也/香里奈/貫地谷しほり/林遣都/小出恵介/竹財輝之助/野波麻帆/中村ゆり/正名僕蔵/キムラ緑子/石橋蓮司
DVD:パレード (初回限定生産) [DVD]
※2011/10/27追記
10月26日ANAインターコンチネンタル東京にて舞台「パレード」の制作発表が行われました。
■行定勲(演出)
僕にとっては映画で一度やった作品で、自分の集大成になった映画でした。この映画をやれたことは奥深いものがありました。
舞台化の話を聞いて、ほかの人にはやられたくないと思いました。時代を凌駕した若者像を描いていてとても感銘を受けた作品なので、演劇でもう一度やらせていただけるということを非常に光栄に思っていますし、新しい挑戦がはじまるな、と思っています。映画の時は自分でシナリオを書きましたが、今回はずっと仕事してみたかった蓬莱さんに託しました。どんな化学反応が生まれるか楽しみです。自分がつくった映画版を裏切ろうと思います。
まるで舞台の上に日常的な空間があって、観客がそれをのぞき見しているような舞台にできたらおもしろいんじゃないかな、と今は思っています。楽しみにしていただければ。
■山本裕典
映画「パレード」を見た時に、1つの空間に若者がいるんですが、その空気を俯瞰で見ている若者がいて、それをまた外から見ている自分がいて、その空気感に魅了されたことを今でも覚えています。この舞台「パレード」でも舞台ならではの見せ方で一人でも多くの人を魅了できるように、監督・キャストの方々と手を取り合って頑張っていきたいと思います。ほかの人には必要以上に干渉しない・踏み込まない役ですが、実際の自分は熱く踏み込んでいくけど、相手には踏み込んでほしくないです。人のことは知りたいけど自分のことは・・・(笑)自分のいない空間で何が行われているかすごく気になるので、自分が仕事で遊べない時は、何があったかすごく聞いちゃいます(笑)ルームシェアしたら、トイレの音は聞かれたくないですね(笑)一度、友人の家で音が聞こえたみたいでみんなに大爆笑されたので・・・・
■福士誠治
「パレード」というと映画版の「パレード」の印象が強いかと思うのですが、新たな舞台「パレード」という世界観をつくれ ていけたらと思っています。監督もおっしゃっていたように、映画と違った裏切りを見せられるんじゃないかな、と思います。原作の小説を読みましたが、僕には「ルームシェアはやってはいけない」と言われているように思いました。衝
撃的すぎて。目的の無いルームシェアはやめた方がいいなと思いました。でも、ルームシェアするなら、(制作発表司会のフジテレビ)軽部アナですかね(笑)朝は起こしてくれるし、大きな家に住めそうだし、テレビを見なくてもニュースを教えてくれそうですし(笑)ルームシェアをするならさらけ出すことを覚悟でのぞまないといけないと思います。相手にとやかく言うなら出て行った方がいいですよね。トイレの音には気をつけないといけませんね(笑)
■原田夏希
原作を読んだら、最後までとてもハラハラドキドキして、これが舞台になるとどうなるんだろうと今は思っています。役どころも今までにはちょっとやったことがないような役なので、どうなるんだろう・・でも、あんなにいつも酔っぱらってはいないです(笑)行定さん、皆さんと一つひとつ、つくりあげていけたらと思います。ルームシェアは私はダメですね。すごく広ければいいですけど・・・5LDKくらい広ければ・・・(笑)今は一人暮らしですが、実家にいる時は自分がお風呂に入っている間に家族が楽しい話をしていたら嫌なのでカラスの行水になってしまいます(笑)
ルームシェアするなら・・・希望は北大路欣也さんです。朝起こしてほしいです。すてきな声にうっとりしたいです。
■竹内寿
こんな素晴らしい方々とご一緒できて、うれしいんですけど、若干プレッシャーも感じています。先輩方に負けないように頑張りたいと思います。実は今日、18歳になりました。結婚できる年になったので、今日から「独身です」って言えます(笑)僕の役や男娼という設定なのですが、「男娼」というのを知らなくて、今回のこのお話をいただいて初めて知りました。どういう世界なのか想像もつかないので、どうやって(役作り)をやればいいか僕自身まだわからないので、もっともっと考えながらやっていきたいと思います。
僕はルームシェアしても見られたくないことは何もないです。トイレの音も大丈夫です(笑)
■本仮屋ユイカ
舞台が好きでよく観させていただいていますし、演劇学科卒業なので、自分でも初舞台だということをうっかり忘れていたので、まわりの人に「初舞台だね」と言われるとドキドキするのですが、お客さんと一緒に楽しめる舞台ならではの魅力を今からすごく楽しみにしています。映画版に出演している貫地谷しほりちゃんと仲が良くて、情報が解禁になったら「しいちゃんがやっていた役をやることになったよ」と一番に伝えようと決めていて話したら、あの映画を舞台にするという驚きと、同じ琴美役をやるということで「おもしろい、おもしろい」と喜んでくれました。観に来てくれるみたいなので、その日が一番緊張すると思います(笑)
ルームシェアしたら、寝ているところは見られたくないです。寝顔が良くないと評判なので(笑)