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2011年7月12日
■新宿コマ劇場跡地にTOHOシネマズ新宿
東宝は11日、東京・歌舞伎町にあった新宿コマ劇場と新宿東宝会館の跡地に、
シネコン「TOHOシネマズ新宿」などが入る新宿東宝ビルを建設する計画を発表しました。
映画館・新宿コマ東宝と小劇場シアターアプルを併設、1956年に開館した新宿コマ劇場と、
1969年に開館した映画館・新宿プラザなどが入っていた新宿東宝会館。
隣接する両館は共に2008年末をもって閉館したものの、再開発の計画はなかなか進まず、
閉館から2年以上が経過した今年3月、ようやく解体工事がスタートしたところでした。
そして7月11日、東宝は両跡地に複合ビル「新宿東宝ビル」を建設する計画を発表しました。
新宿東宝ビルにはコマ劇場の後継劇場が入る予定はなく、核となるのはシネマコンプレックス「TOHOシネマズ新宿」。
TOHOシネマズ新宿は、全12スクリーン、約2,500席と都内最大級の規模となり、全スクリーンにデジタルプロジェクターを導入。
その特性を活かし、コンサートや演劇などのライブビューイングなどODSも積極的に上映する他、
新宿という多種多様な人々が集まる街に相応しく、単館系のアート作品やアジア映画、アニメ作品などバラエティに富んだ作品を上映する予定。
新宿東宝ビルは、地下1階、地上31階、高さは130メートル。
3~6階部分にTOHOシネマズ新宿が入り、9~31階は約1030室のワシントンホテルに。
また低階層には飲食店舗などが入る予定。
工事は約4年間を見込んでおり、2015年春に新築工事竣工、全館オープンの予定。