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2011年7月15日

■中村吉右衛門が人間国宝に

文化審議会は15日、歌舞伎立役の二代目中村吉右衛門を重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定しました。

中村吉右衛門(なかむらきちえもん)は1944年生まれ。
1948年に中村萬之助を名乗って初舞台を踏み、1966年に二世中村吉右衛門を襲名。
その後も研鑽を重ねて伝統的な歌舞伎立役の技法を高度に体現。
特に義太夫狂言時代物や新歌舞伎の歴史劇において高い評価を獲得。
また、後継者の育成や歌舞伎の進行にも尽力していることが評価されたとのこと。

「歌舞伎立役」は、1960年4月19日に重要無形文化財に指定され、
現在、坂田藤十郎、尾上菊五郎が保持者として認定されています。
なお、吉右衛門の父・故松本白鸚も1975年に人間国宝に認定されており、
親子が人間国宝になったのは芸能全体で19例目、歌舞伎界では5例目ということです。

この他、沖縄に伝わる歌舞劇で歌われる組踊音楽歌三線(くみおどりおんがくうたさんしん)の
西江喜春(にしえきしゅん)が人間国宝に認定。
また、重要無形文化財に指定されている能楽の団体構成員として
シテ方26名・ワキ方1名・小鼓方3名・太鼓方2名・狂言方1名の計33名が追加認定されています。

二代目 聞き書き 中村吉右衛門
名演名作選 初代 二代目 中村吉右衛門の芸

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「中村吉右衛門が人間国宝に」奥付

  • Posted : 2011年7月15日 19:20
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