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2011年7月15日

■第19回読売演劇大賞中間選考

読売新聞社主催の第19回読売演劇大賞中間選考会が行われ、2011年上半期(1月〜6月)の各候補が決まりました。

読売新聞7月15日の記事に拠ると、
選考の軸となったのは「ろくでなし啄木」「国民の映画」「ベッジ・パードン」と3本の新作を舞台化した三谷幸喜
特に「国民の映画」は圧倒的な支持を得て、作品賞の他に演出家賞に三谷幸喜、
男優賞にゲッベルス役の小日向文世とヒムラー役の段田安則、女優賞にシルビア・クラブが選出されています。

これに続いたのが「大人は、かく戦えり」。
同作が作品賞に選ばれた他、大竹しのぶ、段田安則が女優賞・男優賞に選出されています。

その他の作品賞には、若手ながら毎回評価を集める前川知大のイキウメ「散歩する侵略者」、
ロンドン初演版最後の公演となった「レ・ミゼラブル」、井上ひさし作「雨」が選出。
特に「雨」からは、市川亀治郎が男優賞、栗山民也が演出賞、松井るみがスタッフ賞に選出されています。

男優・女優賞は混戦だったとのことで、前述の俳優以外には平幹二朗・麻実れいのベテランに加え、
「出発の詩集」久野綾希子、「日本人のへそ」「G・G・R」石丸幹二、「ベッジ・パードン」深津絵里が選ばれました。

その他、記事では「フレッシュな顔ぶれ」として、
第54回岸田國士戯曲賞を受賞した、劇団ままごと「わが星」から、
柴幸男が演出賞、振付の白神ももこがスタッフ賞に選出されたことを記載。
また、2008年演劇賞を独占した「焼肉ドラゴン」再演から舞台監督の北条孝がスタッフ賞に入ったこと、
劇団桟敷童子を主宰する東憲司が、美術家名・塵芥(ちりあくた)でスタッフ賞に選ばれたことが記されています。

読売演劇大賞は、来年1月頃に選考会で各部門5名(5作)ずつの優秀賞が決定。
2月上旬に最終選考会が開催され、各部門の最優秀賞と杉村春子賞、グランプリが決定します。

第19回読売演劇大賞中間選考の一覧は下記のとおり。
2011年 (第19回)読売演劇大賞 中間選考

読売演劇大賞 | 演劇賞

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「第19回読売演劇大賞中間選考」奥付

  • Posted : 2011年7月15日 16:49
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