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2011年7月 4日
■本谷有希子・戌井昭人が第145回芥川賞候補に
第145回(2011年上半期)の芥川賞・直木賞候補作が発表され、
本谷有希子「ぬるい毒」、戌井昭人「ぴんぞろ」が芥川賞候補に選出されました。
劇団、本谷有希子を主宰する本谷有希子は、
「新潮 3月号」に発表した「ぬるい毒」が候補に選出。
本谷有希子は、「生きてるだけで、愛。」で第135回芥川賞候補、
「あの子の考えることは変」で第141回芥川賞候補に選出されており、今回が3度目のノミネート。
また「ぬるい毒」は、第24回三島由紀夫賞候補にも選出。
同作は、6月に新潮社より単行本が上梓されています。
鉄割アルバトロスケット主宰の戌井昭人は、
「群像6月号」に発表した「ぴんぞろ」が候補に選出。
戌井昭人は、「まずいスープ」で本谷有希子と共に第141回芥川賞候補に選出されており、今回が2度目のノミネート。
第145回芥川賞の選考会は、14日に東京・築地の「新喜楽」で開かれます。
●ぬるい毒  |
●ぴんぞろ  |
●群像6月号  |
▼芥川賞候補
石田千「あめりかむら」（新潮２月号）
戌井昭人「ぴんぞろ」（群像６月号）
円城塔「これはペンです」（新潮１月号）
水原涼「甘露」（文学界６月号）
本谷有希子「ぬるい毒」（新潮３月号）
山崎ナオコーラ「ニキの屈辱」（文芸夏号）
▼直木賞候補
池井戸潤「下町ロケット」（小学館）
島本理生「アンダスタンド・メイビー」（中央公論新社）
高野和明「ジェノサイド」（角川書店）
辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」（集英社）
葉室麟「恋しぐれ」（文芸春秋）
※追記
7月14日17時より選考委員会が開催され、芥川賞は該当なしと決まりました。
直木賞は池井戸潤「下町ロケット」が受賞。
同作は、三上博史・寺島しのぶ・池内博之の出演でWOWOWでドラマ化。
ドラマW「下町ロケット」として8月21日より放送されます。