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2011年6月13日
■第65回トニー賞「ブック・オブ・モルモン」が9冠
アメリカ演劇界最高の賞と言われる2011年(第65回)トニー賞の発表と受賞式が12日夜に行われました。
今回の授賞式は、例年行われるラジオシティ・ミュージックホール(Radio City Music Hall)ではなく、
ニューヨークのビーコン・シアター(Beacon Theatre)で開催されました。
司会はニール・パトリック・ハリス(Neil Patrick Harris)。
プレゼンターは、ダニエル・ラドクリフ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ウーピー・ゴールドバーグ、
クリス・ロック、アレック・ボールドウィン、サミュエル・L・ジャクソンなど。
ミュージカル部門では、最多の13部門・14ノミネートされていた
ウガンダに派遣されたモルモン教宣教師の苦闘や成長を描いたコメディ・ミュージカル
「ブック・オブ・モルモン」(The Book of Mormon)が、
作品賞・演出賞・脚本賞・スコア賞・編曲賞・舞台美術賞・照明賞・音響賞・助演女優賞(ニッキー・M・ジェームズ)の9部門を制覇。
2番目に多い12のノミネートを果たした「スコッツボロ・ボーイズ」(The Scottsboro Boys)は残念ながら受賞なし。
3番目に多い9部門でノミネートされていた再演ミュージカル「エニシング・ゴーズ」(Anything Goes)は、
再演賞・振付賞・主演女優賞(サットン・フォスター)の3部門で受賞しています。
演劇部門では、少年と馬の友情を描き、馬の演技が話題となった「ウォー・ホース」(War Horse)が、
作品賞・演出賞・舞台美術賞・照明賞・音響賞の5部門で受賞。
再演の「ノーマル・ハート」(The Normal Heart)が、
再演賞・助演男優賞(ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)・助演女優賞(エレン・バーキン)の3部門を受賞しています。
その他、第65回トニー賞の全受賞結果は、2011年トニー賞 | トニー賞 | 演劇賞に掲載しています。
なお今年のトニー賞授賞式の模様は、日本でもNHKで8時45分から同時通訳生中継されましたが、
その他にも全45カ国でテレビ放送されるとのこと。
日本では、18日15時よりNHK-BSプレミアムで字幕スーパー版の放送も予定されています。
●The Book of Mormon |
●The Scottsboro Boys |
●Anything Goes |
●Catch Me If You Can |
●How to Succeed |
■2011年トニー賞授賞式&ミュージカル特集 | 演劇ニュース
■2011年トニー賞候補発表 | 演劇ニュース
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